Cellular Senescence Plate Assay Kit - SPiDER-βGal

老化細胞検出キット(マイクロプレート用)
-
製品コードSG05 Cellular Senescence Plate Assay Kit - SPiDER-βGal
容 量 | 本体価格 |
---|---|
20 tests | ¥11,000 |
100 tests | ¥32,000 |
20 tests | SPiDER-βGal Lysis Buffer Assay Buffer Stop Solution |
×1 40 ml×1 1.5 ml×1 3 ml×1 |
---|---|---|
100 tests | SPiDER-βGal Lysis Buffer Assay Buffer Stop Solution |
×5 100 ml×2 7.5 ml×1 15 ml×1 |
性質
本製品は、老化細胞の指標として用いられるSA-β-gal (senescence-associated β-galactosidase)活性をプレートアッセイにより簡便に検出できるキットです。β-galactosidase 検出試薬であるSPiDER-βGal を採用しており、 96ウェルプレートに試薬を加えるだけでSA-β-gal活性の数値化、更には多検体の評価にも利用することができます。
本キットで得られた測定値は、細胞数カウント、核酸量測定(関連製品)またはタンパク質量測定により補正することで、細胞数に応じたSA-β-gal活性を評価いただけます。
技術情報
簡便に老化細胞を数値化
準備した細胞をキット同梱のBuffer で溶解し、蛍光基質(SPiDER-βGal)を添加するだけで、SA-β-gal の活性に応じた蛍光強度が得られます。
なおディッシュ(100 mm dish)等で細胞を準備した場合でも、細胞溶解後に96 ウェルプレートに移して頂くだけで評価頂けます。
実験例:イメージング結果と相関
継代数の異なるWI-38 細胞を用い、本キットによるプレートアッセイ(左図)およびCellular Senescence Detection Kit - SPiDER-βGal [ 製品コード: SG03]によるイメージング評価(右図)を行いました。
結果、継代数を重ねた細胞では、 SA-β-gal の亢進が双方の解析結果で確認されました。
なお継代数が多い老化細胞は増殖スピードが遅く、播種時の細胞数は同じでもプレートアッセイ時の細胞数は異なるため、本実験では核を指標にした細胞数ノーマライゼーションキット[製品コード:C544]で得られた結果をSA-β-gal活性の補正に用いました。
プレートアッセイ(左上図)
<検出条件>
Ex. 535 nm / Em. 580 nm
イメージング評価(右上図)
<検出条件>
緑色: Ex. 488 nm / Em. 500-600 nm (Cellular Senescence Detection Kit - SPiDER-βGal によるSA-β-gal 染色)
青色: Ex. 405 nm / Em. 450 - 495 nm (DAPI [ 製品コード: D523] による核染色)
実験例:薬剤添加による評価
ROS発生剤であるDoxorubicinを添加し培養したWI-38 細胞を用い、本キットによるプレートアッセイを行いました。結果、Doxorubicinを添加した細胞では、 SA-β-gal の亢進が確認されました。
<検出条件>
Ex. 535 nm / Em. 580 nm
技術や使用製品に関する補足
本キット使用時の注意点:細胞数の補正をお勧めします。
マイクロプレートを用いた細胞の解析では、得られる結果がウェル中の細胞数によって変化する場合があります。その際には、細胞数のカウントやトータルタンパク質量の確認により、得られた測定値の補正(ノーマライゼーション)が必要となります。本キットでは、試薬を細胞培養液に添加するだけで、細胞内の核を染色し得られる蛍光強度から、細胞数を簡便に評価することができます。
細胞数ノーマライゼーションキットは、
こちらから
参考文献
よくある質問
-
Q
1キットあたりの測定可能なサンプル数を教えてください。
-
A
測定可能なサンプル数の目安は以下の通りです。
20 tests 100 tests 測定可能なwell数 96 wellプレート
20 well分96 wellプレート
1 枚分測定可能なサンプル数
(n=3 にて測定した場合)6 サンプル 30 サンプル
-
Q
96 wellプレートで細胞を老化誘導をして測定することは可能ですか?
-
A
老化誘導はディッシュ等で行い、その後、細胞を96 wellプレートに移して測定することを推奨します。
同一プレート内に老化誘導しない細胞(コントロール)と老化誘導する細胞(サンプル)を配置して比較を行いますが、96 wellプレートで老化誘導を行うと、(老化誘導の日数に依りますが)コントロール細胞は増殖しすぎてコンフルエントの状態を招く可能性があります。
また、コンフルエントを回避するために予め細胞数を少なく播種した場合にも、老化誘導処理した老化細胞はプレートアッセイに必要な感度(細胞数)が得られない可能性があります。
-
Q
96 wellプレートに播種する細胞数の目安はどれくらいですか?
-
A
至適細胞数は細胞種によって異なります。
弊社では、1×104 cellsの WI-38細胞を各 wellに播種し、実験した実績がございます。詳しい操作については、取扱説明書内の「実験例2」をご参照ください。
取扱条件
1.化審法, 2.保存方法:冷蔵,遮光 | |
PRTR法 | 第1種指定化学物質 |
---|---|
危険・有害 シンボルマーク |
![]() ![]() ![]() ![]() |