Lipid Radical Probe -NBD-Pen-

細胞内脂質ラジカル検出試薬
- 細胞内の脂質ラジカルを検出可能
- 蛍光顕微鏡でのイメージングおよびフローサイトメーターでの検出・数値化が可能
-
製品コードL272 Lipid Radical Probe -NBD-Pen-
| 容 量 | メーカー希望 小売価格 |
富士フイルム 和光純薬 |
|---|---|---|
| 10 nmol×1 | ¥18,000 | 346-10401 |
| 10 nmol×5 | ¥35,000 | 342-10403 |
※ 10 nmol当たり35 mm dish 5枚分染色可能(終濃度1 μmol/l使用時)
フェロトーシスにおける脂質ラジカルの重要性
フェロトーシスは、鉄依存的な脂質過酸化によって引き起こされる細胞死の一種であり、がん、神経変性疾患、老化関連疾患など、さまざまな疾患との関わりが明らかになっています。脂質ラジカルは脂質過酸化連鎖反応の進行に関わる重要な中間体であり、フェロトーシスにおける脂質酸化の初期変化や進行状態を捉える指標として注目されています。
NBD‑Penは、細胞内で生成される脂質ラジカルを検出することが可能です。培養細胞に添加するだけで、細胞内脂質ラジカルを蛍光顕微鏡もしくはフローサイトメーターで検出することができます。

本製品は、九州大学薬学研究院 山田健一先生のご指導の下、製品化しました。
細胞死関連製品
| 指標 | 製品名 | 測定対象 | 装置 / 検出波長 |
|---|---|---|---|
| 細胞生存能力 | Cell Counting Kit-8 | 細胞内脱水素 酵素活性 |
プレートリーダー 吸光度 λ= 450nm |
| ネクローシス (細胞毒性) |
Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST |
遊離LDH | プレートリーダー 吸光度 λ= 490nm |
| アポトーシス | Annexin V Apoptosis Plate Assay Kit |
ホスファチジルセリン | プレートリーダー 蛍光 Ex: 488 nm / Em: 525 nm |
| フェロトーシス | FerroOrange | 細胞内 鉄イオン(Fe2+) |
蛍光顕微鏡, FCM, プレートリーダー 蛍光 Ex: 543 nm / Em: 580 nm |
| フェロトーシス | Lyso-FerroRed | リソソーム内 鉄イオン(Fe2+) |
蛍光顕微鏡, FCM, プレートリーダー 蛍光 Ex: 551 nm / Em: 571 nm |
| フェロトーシス | Mito-FerroGreen | ミトコンドリア内 鉄イオン(Fe2+) |
蛍光顕微鏡 蛍光 Ex: 505 nm / Em: 535 nm |
| フェロトーシス | Liperfluo | 脂質過酸化 | 蛍光顕微鏡, FCM 蛍光 Ex: 488 nm / Em: 500-550 nm |
| フェロトーシス | Iron Assay Kit -Colorimetric- |
組織内鉄イオン (Fe2+, Fe3+) |
プレートリーダー 吸光度 λ= 593nm |
マニュアル
技術情報
脂質過酸化検出試薬の選択
脂質過酸化検出時の実験方法および測定機器に応じて試薬を選択いただけます。
| Liperfluo | Lysosomal Lipid Radical Probe -Lyso-NBD-Pen- | 【本製品】 Lipid Radical Probe -NBD-Pen- |
Lipid Peroxidation Probe -BDP 581/591 C11- | |
| 指標 | 過酸化脂質 | 脂質ラジカル | 脂質ラジカル | 脂質ラジカル+ヒドロキシラジカル |
|
局在 |
細胞内 |
リソソーム内 |
細胞内 |
細胞内 |
|
対応装置 |
蛍光顕微鏡、 |
蛍光顕微鏡、 |
蛍光顕微鏡、 フローサイトメーター |
蛍光顕微鏡、 |
|
検出条件 |
蛍光 Ex : 488 nm, Em : 500 - 550 nm |
蛍光 Ex : 488 nm, Em : 490 - 600 nm |
蛍光 Ex : 488 nm, Em : 490 - 600 nm |
蛍光 |
| 感度 | ☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | |
|
指標との相互作用 |
反応のみ |
|
反応のみ (結合しない) |
|
| 特徴 | 過酸化脂質を特異的に検出できる。 |
脂質ラジカルと結合するため、 |
Ratio検出タイプで、 プレートリーダーでも 数値化できる。 |
|
脂質ラジカルへの高い選択性
100 mmol/l リン酸Buffer(pH7.4)に下記の活性酸素種と本試薬を添加し、30分反応後の蛍光強度を測定しました。

細胞内脂質ラジカルの検出
HT1080細胞を用いたフェロトーシス誘導剤RSL3の処理により、細胞内における脂質ラジカルの増加が確認されました。さらに、脂質ラジカル消去剤Liproxstatin-1(Lip-1)を併用したところシグナルの低下が認められたことから、本試薬が脂質ラジカルを選択的に検出できることが示されました。

<検出波長>
Ex/Em=488/ 490-600 nm
細胞内脂質ラジカルの数値化
HT1080細胞をフェロトーシス誘導剤RSL3にて処理し、細胞内脂質ラジカルの増加をフローサイトメーターで数値化しました。

蛍光特性

よくある質問
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Q
測定可能なサンプル数を教えてください。
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A
10 nmolで測定可能なサンプル数は以下の通りです。
・ 96-well plate:1枚
・ ibidi 8-well plate:50 well
・ 35 mm dish:5枚
・ 6-well plate:5 well
-
Q
ポジティブコントロールになる実験例はありますか?
-
A
取扱説明書に記載の、Cumene hydroperoxide処理によるHeLa細胞の脂質ラジカル検出実験をご参考ください。
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Q
NBD-Penは色素で細胞染色後に細胞を固定化して観察できますか?
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A
できます。
染色後、4%パラホルムアルデヒドPBS溶液で固定化した実績がございます。
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Q
蛍光顕微鏡で観察するときの注意点を教えてください。
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A
本プローブの蛍光骨格であるNBDは、励起光を当て続けると蛍光が消光します。
イメージング画像を取得する際は明視野でピントを調整後に蛍光画像を取得してください。
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Q
染色後、何時間まで観察できますか?
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A
染色後、24時間まで観察できることを確認しています。








