01 細胞増殖/細胞毒性測定用試薬

ATP Assay Kit-Luminescence

ATP Assay Kit-Luminescence

ATP測定キット

  • 安定した発光による高感度検出
  • 標準品の同梱で、不安定なATPの秤量が不要
  • 試薬を加えるだけの簡単な操作
  • 製品コード
    A550  ATP Assay Kit-Luminescence
容 量 本体価格
50 tests ¥25,000
200 tests ¥45,000
キット内容
50 tests ・Enzyme Solution
・Substrate
・Assay Buffer
・ATP Standard
10 µl×1
×1
5.5 ml×1
×1
200 tests ・Enzyme Solution
・Substrate
・Assay Buffer
・ATP Standard
20 µl×2
×2
11 ml×2
×1

性質

ATPは解糖系およびミトコンドリアの電子伝達系でつくられ、細胞が生きていくためのエネルギー源として重要です。細胞で合成されるATPのうち、約95%のATPがミトコンドリアで産出されるため、ミトコンドリア機能に異常が生じると、細胞のATP産出が低下し、その結果、がんや老化、アルツハイマー病などの神経変性疾患、ミトコンドリア病を引き起こすことが知られており、ミトコンドリア活性の指標の一つとしてATPが用いられます。また、がん細胞はミトコンドリアの酸化的リン酸化より非効率な解糖系を用いてATPを産出することが知られておりますが、最近の研究により解糖系の抑制によって解糖系から酸化的リン酸化にシフトすることもわかっており更に注目されています。

ATP Assay Kit-Luminescenceは、培養細胞中のアデノシン三リン酸(ATP)量をホタル・ルシフェラーゼ発光法で定量するキットです。本キットにはATP Standardが同梱されており、再現性の高いデータを得ることができます。また、試薬を混合し添加するだけで、培地の除去や洗浄といった複雑な操作は伴いません。マイクロプレートを用いた多検体測定が可能です。

技術情報

ATPの測定原理

ATP Assay Kit-Luminescenceは、培養細胞中のアデノシン三リン酸(ATP)量をホタル・ルシフェラーゼ発光法で定量するキットです。
本キットではマイクロプレートを用いた多検体測定が可能です。

安定した発光シグナルで高い再現性

本キットは試薬を混合し添加するだけで、培地の除去や洗浄といった複雑な操作は伴わず、半減期が3時間以上の安定した発光シグナルを得られます。
また、キットには ATP Standardが同梱されており、不安定なATPの秤量が不要で再現性の高いデータを得ることができます。

<測定条件>
 試薬添加から3時間のタイムコースを測定
 細胞種:HeLa細胞 (10,000cells/well)

検量線の作成例

本キットの ATP Standard を用いて作成した検量線からサンプル中の ATP 濃度を求めることができます。
サンプル中のATP濃度が 2.5 µmol/l 以上の場合は、サンプルを希釈することで測定いただけます。 

 

実験例:ロテノンによる細胞内代謝の変化

ミトコンドリアの電子伝達系を阻害することが知られているロテノンをJurkat細胞へ添加後、本製品で細胞内の ATP濃度 を測定したところ、ミトコンドリア呼吸鎖(電子伝達系)における ATP の生成が阻害され、コントロール細胞と比較してATP 量が減少しました。

 

実験例:Sulfasalazine (SSZ) による細胞内代謝の変化

シスチン / グルタミン酸トランスポーター (xCT) を阻害することが知られている Sulfasalazine (SSZ) を A549細胞へ添加後、細胞内のATP、α-ケトグルタル酸(α-KG)、 グルタチオン (GSH)、ROSの変化と、グルタミン酸放出量の変化を確認しました。
その結果、SSZ 添加により細胞内のATP、グルタチオン(GSH)ならびにグルタミン酸放出量は減少し、細胞内のα-ケトグルタル酸とROSは増加しました。

<使用製品>
・細胞内α-KG:α-Ketoglutarate Assay Kit-Fluorometric (製品コード:K261)
・細胞内GSH:GSSG/GSH Quantification Kit (製品コード:G257)
・細胞内ROS:ROS Assay Kit -Highly Sensitive DCFH-DA- (製品コード:R252)
・グルタミン酸放出量:Glutamate Assay Kit-WST (製品コード:G269)

<実験条件>
 細胞:A549細胞 (1 x 106 cells)  暴露時間:48時間


(スケールバー:50 µm)

 

参考文献) Shogo Okazaki et al., "Glutaminolysis-related genes determine sensitivity to xCT-targeted therapy in head and neck squamous cell carcinoma". Cancer Sci.2019, doi:10.1111/cas.14182.

よくある質問

Q

1キットで測定可能なサンプル数を教えて下さい

A

検量線の作成およびサンプルの測定をそれぞれn=3で行った場合、以下のサンプル数を測定できます。
96ウェルプレートのレイアウト例については、取扱説明書をご参照ください。
 ・50 tests :8サンプル
 ・200 tests:48サンプル(96 ウェルプレート2枚で検量線を2回測定した場合)

Q

発光シグナルはどの程度安定ですか?

A

発光シグナルは3時間安定です。ただし、温度と光が発光に影響しますので、すぐに測定できない場合は、遮光し温度を一定(25℃付近)に保てる場所で静置してください。

Q

測定用のプレートは白色以外のプレートを使用できますか?

A

測定はできますが、ブラックプレートや透明プレートを用いた場合、発光強度が下がります。
また、透明プレートの場合はブランクが高くなりますので、白色プレートを推奨しております。

Q

測定試料は保存できますか?

A

ATPが不安定なため保存できません。実験後は直ぐにWorking solutionを添加し、3時間以内に測定してください。

Q

Working solutionは保存できますか?

A

冷凍(-20℃)で30日間の保存が可能です。
凍結融解を繰り返すことは試薬の劣化を招く恐れがありますので、その場合はあらかじめ小分けしてから保存することをお勧めします。

取扱条件

取扱条件
1.保存方法:冷凍, 2.吸湿注意
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