細胞内の代謝システムである解糖系や TCA 回路、ペントース- リン酸経路の解析は、細胞状態を理解する上で重要であり、グルコースや乳酸、NAD(P)+/NAD(P)H 、グルタミン、グルタミン酸などのエネルギーおよび代謝産物を指標に評価されています。
1 キットあたり測定可能なサンプル数(n =3 で標準サンプル 8 点で検量線を作成した場合) グルタミン、NAD(P)/NAD(P)H:12 サンプル グルタミンサン:24 サンプル
A549 細胞を 6 穴プレートに播種し、培養時間に伴う細胞培養上清中のグルタミン濃度を Glutamine Assay Kit-WST を用いて測定し、グルタミン酸濃度を Glutamate Assay Kit-WST を用いて測定しました。その結果、培地中のグルタミン濃度は時間と共に減少し、グルタミン酸濃度は時間と共に増加する結果が得られました。
グルコーストランスポーター阻害剤である Phloretin を、Jurkat 細胞に加えた際の代謝活性の変化を Glucose Assay Kit-WST 及び Lactate Assay Kit-WST を用いて確認しました。その結果、 Phloretin 添加によりグルコースの取り込みが阻害され、培地中のグルコース消費量は低下、乳酸量は減少する結果が得られました。
2-Deoxy-D-glucose(2-DG)を HeLa 細胞に添加し、 24 時間培養後の上清を用いて Lactate Assay Kit-WST で乳酸量を、培養上清除去後の細胞を用いて NAD/NADH Assay Kit-WST で NAD+/NADH 比を測定しました。2-DG 添加により細胞内の解糖系が阻害されたことで乳酸量は減少し、NAD+/NADH 比は増加する結果が得られました。
品名 | 容量 | 希望納入価格(¥) | メーカーコード |
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Glutamine Assay Kit-WST | 100 tests | 55,000 | G268 |
Glutamate Assay Kit-WST | 100 tests | 50,000 | G269 |
Glucose Assay Kit-WST | 50 tests | 18,000 | G264 |
200 tests | 38,000 | ||
Lactate Assay Kit-WST | 50 tests | 29,000 | L256 |
200 tests | 68,000 | ||
NAD/NADH Assay Kit-WST | 100 tests | 54,000 | N509 |
NADP/NADPH Assay Kit-WST | 100 tests | 54,000 | N510 |