01 細胞増殖/細胞毒性測定用試薬

NADP/NADPH Assay Kit-WST

NADP/NADPH Assay Kit-WST

NADP/NADPH 測定キット

  • 製品コード
    N510  NADP/NADPH Assay Kit-WST
容 量 本体価格
100 tests ¥54,000
キット内容
100 tests NADP/NADPH Extraction Buffer     
NADP/NADPH Control Buffer       
Standard Buffer              
Assay Buffer                
Dye Mixture                   
Enzyme
Standard   
Filtration Tu
20 mL ×1
20 mL ×1
10 mL ×1
5.5 mL ×1
×1
110 μL ×1
×1
×12

性質

NADP/NADPH Assay Kit-WSTは、96ウェルプレートによる比色反応で細胞内の総NADP+/NADPH量および、NADP+とNADPHの比率を測定することができるキットです。

マニュアル

はじめての抗体標識プロトコル

死細胞数を測りたい(吸光測定)

Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST を用いた細胞毒性試験の例を紹介

お役立ち情報

技術情報

測定原理

NADP+とNADPHの測り分け操作

本キットに含まれる抽出バッファーと、除タンパク質用チューブを用いて簡便に培養細胞から細胞ライセートを調製できます。また細胞ライセートを加熱処理することで、細胞内 NADPH量 のみを定量することができ、別途測定した総 NADP+/NADPH 量からNADPH 量を差し引くことで、細胞内 NADP+量を求めることができます。

本キットではn=3で12サンプルと標準サンプル8点の測定が可能です。12サンプル以上を使用する際には、別途フィルトレーションチューブをご準備頂く必要があります。

NADP+/NADPH をマーカーとした研究

細胞内のNADP+とNADPHの量は、薬剤投与や遺伝子組み換え等により影響を受けたがん細胞やミトコンドリア機能を理解する際 の重要な代謝マーカーとして評価されています。特に米国を中心に論文数の増加が見られており、細胞内代謝の評価は細胞の状態を理 解するうえで重要視されています。

プレートアッセイで確かなデータ

本キット同梱の標準液を同時に測定することで、0.01~1 μmol/Lの総NADP+/NADPHとNADPHの定量解析が行えます。なお、サンプル中の総NADP+/NADPH量が1 μmol/Lより濃い濃度の場合は、サンプルを希釈することで評価できます。
また本キット(NADP/NADPH Assay Kit-WST)は、NAD+およびNADHとは反応しないことを確認しております。(右図)

グルタチオン測定キットと組合せた測定例

抗がん剤であるDoxorubicin (Dox)をJurkat 細胞に加えた際の代謝活性の変化を確認しました。
Jurkat細胞(3×106 cells) にDoxを最終濃度500 nmol/Lになるよう添加し、24 時間培養後にNADP+/NADPH比および還元型/酸化型のグルタチオン比(GSH/GSSG)を確認しました。何れの測定もPBS洗浄後の細胞を用い、本キットにて NADP+/NADPH比を、GSSG/GSH Quantification Kit(製品コード:G257)にてグルタチオン比を評価しました。
DOX(doxorubicin)を細胞に添加すると酵素反応によりDOXラジカルと共にNADP+が生成される。DOXラジカルは活性酸素種(ROS)を生成し、DNAダメージやアポトーシスを誘導する。その一方で発生したROSを消去するため、還元型グルタチオン(GSH)が消費され酸化型グルタチオン(GSSG)が増加する。また、GSSGをGSHに還元するためにNADPHが用いられ、NADP+が増加する。今回得られたデータは、上記のような機構に基づくものと考えられます。

参考文献

参考文献を表示する

1) C. Henninger and G. Fritz, “Statins in anthracycline-induced cardiotoxicity: Rac and Rho, and the heartbreakers.”, Cell Death Dis. 2017, 8(1), e2564.
2) S. Mandziuk, R. Gieroba, A. Korga, W. Matysiak, B. Jodlowska-Jedrych, F. Burdan, E. Poleszak, M. Kowalczyk, L. Grzycka-Kowalczyk, E. Korobowicz, A. Jozefczyk and J. Dudka, “The differential effects of green tea on dose-dependent doxorubicin toxicity.”, Food Nutr Res., 2015, 59, 29754.

よくある質問

Q

1キットで測定可能なサンプル数は?

A

全てのサンプルをn:3で測定した際のサンプル数の目安は下記の通りです。

  『NADP+とNADPHの総量』
または『NADPH量』の何れかを測定する場合
『NADP+とNADPHの総量』
および『NADPH量』の両方を測定する場合
サンプル数 24サンプル 12サンプル

 ※標準サンプルを2 μmol/Ⅼから段階希釈し、計8点(n:3)で検量線を1回作成した際に測定可能な実サンプル数を記載。
   測定を2回に分けて行う場合は、別途検量線を作成する必要があるため上記サンプル数よりも少なくなります。

Q

Filtration Tube(除タンパク質用)は別途購入できますか?

A

ご不便おかけしますが、Filtration Tubeのみの販売は行っておりません。

小社にて実績のある市販の除タンパク質用チューブをご紹介いたします。

製造メーカー:Pall Corporation

製品名:ナノセップ遠心ろ過デバイス (分画分子量:10K、色:ブルー)

Q

Working solutionはどのくらい安定ですか?

A

Working solutionは保存できません。用時調製して下さい。また、光に対して不安定なため

溶液調製後は遮光して下さい。遮光、室温で4時間安定です。

Q

サンプルが発色しない原因はありますか?

A

 測定試料中に含まれているNAD量が、本キットで定量可能な濃度(10 nmol/L)以下となっている可能性があります。

その場合は細胞数を増やして頂くか、測定試料を希釈している場合は、希釈倍率を下げて測定して下さい。

取扱条件

取扱条件
1.保存方法:冷蔵,遮光, 2.吸湿注意

製品分類一覧

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