10 酸化還元系発色試薬

Thiol-reactive PES

Thiol-reactive PES

電子メディエーター

  • 製品コード
    T509  Thiol-reactive PES
  • 化学名
    1-[3-(2-Maleimidoethylcarbamoyl)propoxy]-5-ethylphenazinium trifrate
  • 分子式・分子量
    C25H25F3N4O7S
容 量 本体価格
2 mg ¥32,000

性 質

Thiol-reactive PES はチオール反応性を有する新規電子メディエーターです。バイオセンサーで使用される酸化還元酵素へ結合することにより、次世代バイオセンサーへの応用が期待されます。 本製品を用いた修飾酵素については、特許出願中です。

技術情報

タンパク質への標識

目的に応じた電子メディエーターを選択

電子メディエーターとして、PMS(フェナジンメトサルフェート)やメルドラブルーが以前より利用されていますが、これらは溶液中での安定性に課題がありました。小社では、光安定性を向上した1-Methoxy PMS をはじめ、中性~アルカリ環境下で安定な1-MethoxyPES、更にはバイオセンサー分野での使用が期待される酵素へ標識可能な電子メディエーターを取り揃えています。
 

製品名

PMS

1-Methoxy PMS

1-Methoxy PES

Amine-reactive PES

Thiol-reactive PES

製品コード

取扱いございません

M003

M470

A543

T509

水溶性

光安定性
(水溶液中)

×

pH 安定性
(水溶液中)

標識

×

×

×

NH2 基

SH 基

酸化還元電位

-

168.0 mV

169.5 mV

173.0 mV

162.5 mV

酸化還元電位は、標準水素電極基準に換算したものを記載しています。
 

<酸化還元電位の測定条件>
電子メディエーター濃度:1 mmol/L
作用電極:GC(φ3 mm x 55 mm)
対極:Pt (φ0.5 mm x 50 mm)
最大掃引電圧:400 mV
掃引速度:100 mV/sec
溶媒:0.1 mol/L LiCl/DMSO
参照電極:Ag/AgCl (3 mol/L NaCl)
開始電圧:400 mV
最小掃引電圧:-400 mV

 


新世代の電子メディエーター

各種酵素に修飾した電子メディエーターは、酵素の働きを維持して電極に電子を受け渡しできることが報告されました。
高価な金属錯体を置き換えることや電極からの電子メディエーターの漏出抑制等の効果が期待されます。

■参考文献
Stefano Ferri, Katsuhiro Kojima and Koji Sode, “Review of Glucose Oxidases and Glucose Dehydrogenases: A Bird’ s Eye View of Glucose Sensing Enzymes”. Journal of Diabetes Science and Technology20115(5),1068.

よくある質問

Q

どのようなタンパク質に標識できますか?

A

フリーのチオール(SH)を有するタンパク質に標識することが可能です。
一般的にタンパク質表面にはフリーのチオールは存在しないため、通常は、タンパク質組み換えの技術等を用いてチオールを導入する必要があります。

Thiol-reactive PES使用の際には、予め、タンパク質構造を確認の上ご使用ください。

取扱条件

規格
性状: 本品は、暗赤色~黒褐色固体である。
純度(HPLC): 80.0% 以上
水溶状: 試験適合
NMRスペクトル: 試験適合
取扱条件
1.保存方法:冷蔵

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