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― 関連研究の紹介― ミトコンドリア機能不全による老化の誘導

加齢や有糸分裂などによりミトコンドリア機能が低下し、細胞老化を引き起こす MiDAS (Mitochondrial Dysfunction-Associated Senescence)について、 2016 年 Wiley らが報告をしている。細胞内代謝を理解する上で重要な補酵素 NAD/NADH の比が減少することで MiDAS が誘導される。この NAD/NADH 比の減少は AMPK (AMP-activated protein kinase)を介した p53 のリン酸化と細胞周期の停止に密接に関係し、更に MiDAS が IL-1 関連因子を欠損した SASP (Senescence-associated secretory phenotype) を誘導することも明らかにしている。この様に、ミトコンドリア機能と細胞内の代謝は密接に関与しており、細胞内代謝の変化が引き金となり、細胞老化を始め様々な疾患等への関与が明らかにされてきている。

C. Wiley, M. Velarde, P. Lecot, S. Liu, E. Sarnoski, A. Freund, K. Shirakawa, H. Lim, S. Davis, A. Ramanathan, A. Gerencser, E. Verdin and J. Campisi, “Mitochondrial Dysfunction Induces Senescence with a Distinct Secretory Phenotype”, Cell Metab., 2016, 23 (2), 303.

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