02 酸化ストレス関連試薬

Total Glutathione Quantification Kit

Total Glutathione Quantification Kit

グルタチオン定量キット

  • 製品コード
    T419  Total Glutathione Quantification Kit
容 量 本体価格
100 tests ¥30,500
キット内容
100 tests ・Substrate(DTNB)    
・Enzyme Solution   50 μL
・Coenzyme    
・Buffer Solution    50 mL
・Standard GSH       
x2
x1
x2
x1
x1

性質

グルタチオン(γ-L-glutamyl-L-cysteinylglycine)は生体内に存在するトリペプチドで、glutathione peroxidase、glutathione S-transferaseおよびthiol transferase等の酵素基質として関与している。またグルタチオンは酸素ラジカル捕捉能があり、アスコルビン酸と同様の抗酸化作用が認められている。
グルタチオンは、次に示した酵素リサイクリング法によって高感度に検出される。
5,5'-Dithiobis(2-nitrobenzoic acid) (DTNB)はジスルフィドを分子内に含有し、グルタチオンを酸化すると同時に自身は5-Mercapto-2-nitrobenzoic acidに還元される。このチオールの吸光度(λmax=412 nm)よりグルタチオンを定量することができる。
Total Glutathione Quantification Kitはこの酵素リサイクリング法を利用した96穴マイクロプレート用キットである。短時間(30分以内)で、高感度にtotal glutathioneを定量することが可能である。
酸化型グルタチオン(GSSG)、還元型グルタチオン(GSH)の分別定量を行いたい場合には、GSSG/GSH Quantification Kit(Code: G257)をご使用いただきたい。

開発元 Dojindo Molecular Technologies, Inc.

マニュアル

はじめての抗体標識プロトコル

死細胞数を測りたい(吸光測定)

Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST を用いた細胞毒性試験の例を紹介

お役立ち情報

技術情報

特長

1) 高感度にtotal glutathioneを定量できる。
(検出範囲:6.25~100 μmol/L)
2) 一度に多検体の測定が可能である。

注意事項
キット開封後、各溶液の保存方法・保存期間は下記の通りである。
・Coenzyme working solution
純水で溶解後、-20℃にて保存。約2ヶ月使用できる。
・Substrate working solution
溶解後、-20℃にて保存。約2ヶ月使用できる。
・GSH standard solution
溶解後、-20℃にて保存。約2ヶ月使用できる。
・Enzyme working solution
希釈後、4℃にて保存。約2ヶ月使用できる。

キット以外に必要なもの

・20 μL, 200 μLマルチチャンネルピペット ・インキュベーター ・プレートリーダー(405 nmあるいは415 nmフィルター)
・96穴マイクロプレート ・5-スルホサリチル酸(SSA)

測定原理

操作方法

参考文献

参考文献を表示する

    1) O. W. Griffith,"Determination of Glutathione and Glutathione Disulfide Using Glutathione Reductase and 2-Vinylpyridine", Anal. Biochem., 1980, 106, 207.
    2) M. E. Anderson, "Determination of Glutathione and Glutathione Disulfide in Biological Samples", Methods in Enzymol., 1985, 113, 548.
    3) M. A. Baker, G. J. Cerniglia and A. Zaman, "Microtiter Plate Assay for the Measurement of Glutathione and Glutathione Disulfide in Large Numbers of Biological Samples", Anal. Biochem., 1990, 190, 360.
    4) C. Vandeputte, I. Guizon, I. Genestie-Denis, B. Vannier and G. Lorenzon, "A Micrototer Plate Assay for Total Glutathione and Glutathione Disulfide Contents in Cultured/isolated Cells: Performance Study of a New Miniaturized Protocol", Cell Biol. Toxicol., 1994, 10, 415.
    5) S. A. McGrath-Morrow and J. Stahl,"Inhibition of Glutamine Synthetase in A549 Cells During Hyperoxia", Am. J. Respir. Cell Mol. Biol., 2002, 27, 99.
    6) T. Sato, K. Seyama, Y. Sato, H. Mori, S. Souma, T. Akiyoshi, Y. Kodama, T. Mori, S. Goto, K. Takahashi, Y. Fukuchi, N. Maruyama and A. Ishigami, "Senescence Marker Protein-30 Protects Mice Lungs from Oxidative Stress, Aging, and Smoking", Am. J. Respir. Crit. Care Med., 2006, 174, 530.
    7) M. L. Mulhern, C. J. Madson, A. Danford, K. Ikesugi, P. F. Kador and T. Shinohara, "The Unfolded Protein Response in Lens Epithelial Cells from Galactosemic Rat Lenses", Invest. Ophthalmol. Vis. Sci., 2006, 47(9), 3951.

よくある質問

Q

5-スルホサリチル酸(SSA)は何のために使用するのでしょうか? SSAの代わりに使用できる試薬はありませんか?

A

「除タンパク質」と「GSHの安定化」の目的で使用します。
また、除タンパク質剤として通常用いられる酸(トリクロロ酢酸、過塩素酸、メタリン酸など)
では、SSAとピクリン酸がGSHの酸化を防ぐ効果が高いといわれています。

弊社のプロトコールどおりにSSAを使用された際には、反応時のpHが適正に
なるように調整されておりますが、他の酸を用いた場合には
トリエタノールアミン等でpH7程度に中和するか、
酸濃度が1%程度以下になるように希釈してから測定して下さい。

pHが低すぎると定量に影響します。

Q

酸化ストレスの指標としてグルタチオン濃度・GSH/GSSG比はよく測定されますが、 グルタチオンの他に酸化ストレスマーカーとなるものはありますか?

A

酸化ストレスマーカーについてまとめた資料を作成しております。

カスタマーサポートの視点から、各酸化ストレスマーカーの特徴・測定サンプルの前処理方法などを記載しておりますので、ご参照ください。

下記URLよりダウンロード可能です。

「はじめての酸化ストレスマーカー測定プロトコル~カスタマーサポートの視点から~」

Q

サンプル中のglutathione量が多いのですが、 サンプルを薄める時はどのようにすればよいのでしょうか?

A

水または0.5%スルホサリチル酸(SSA)で希釈してください。

5%SSAでも調製可能ですが、測定時にはSSA濃度を1%以下にする必要があります。

SSA濃度が高いと反応時のpHが低くなり、吸光度に影響することが懸念されます。

Q

サンプル中のglutathione量が多いのですが、 サンプルを薄める時はどのようにすればよいのでしょうか?

A

 水または0.5%スルホサリチル酸(SSA)で希釈してください。

5%SSAでも調製可能ですが、測定時にはSSA濃度を1%以下にする必要があります。

SSA濃度が高いと反応時のpHが低くなり、吸光度に影響することが懸念されます。

Q

グルタチオンのSH基に選択的に反応するのでしょうか? 測定上、妨害物質となるものはありますか?

A

グルタチオンだけでなく、他のSH基を持つ化合物とも反応します。

また、必ずしもSH基選択的ではありません。その理由はキットに使用しているSH基との反応試薬(DTNB)が、
亜硫酸イオンやジスルフィドイオンとも同様の反応をするためです。また、シアンイオンなども妨害します。

妨害物質としては、アスコルビン酸,β-メルカプトエタノール,ジチオスレイトール[DTT]
のような還元性物質やシステイン、また、SH基と反応するような
化合物(マレイミドなど)は測定に影響を与えます。

その他として、アセトンなどの有機溶媒が共存すると吸光度が著しく変化します。
反応時のpHが低く(酸性)になることでも定量に影響を与えますのでご注意ください。

取扱条件

取扱条件
1.保存方法:冷蔵

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