08 ラベル化剤

Ab-10 Rapid HiLyte Fluor™ 555 Labeling Kit

Ab-10 Rapid HiLyte Fluor™ 555 Labeling Kit

抗体標識キット

  • 少量の抗体で試してみたい
  • 簡単な操作で短時間で実験したい
  • 抗原認識部位を妨害しない低分子で標識したい
  • Cy3と類似した蛍光特性を持つ色素でみたい
  • 製品コード
    LK35  Ab-10 Rapid HiLyte Fluor™ 555 Labeling Kit
容 量 メーカー希望
小売価格
富士フイルム
和光純薬
3 samples ¥27,300 347-91991
サンプル量 10 µg (lgG)
所要時間 30分以内
標識部位 -NH2
検出方法 顕微鏡・FCM
蛍光特性 [Ex:555, Em:570]

キット内容
3 samples ・Reactive Hilyte FluorTM 555
・Reaction Buffer
・Stop Solution
x3
100 μl×1
100 μl×1

性質

Ab-10 Rapid HiLyte FluorTM 555 Labeling Kit は、10 μg の抗体にHiLyte FluorTM 555 を30 分以内に標識するためのキットです。HiLyte FluorTM 色素は、米国 AnaSpec 社が開発した蛍光色素です。キット付属のReactive HiLyte FluorTM 555 は、活性エステル基を導入しているため、抗体と混合するだけで安定な共有結合を形成します。本キットには標識に必要なすべての試薬が含まれています。

特長
1) 少量の抗体 (10 μg) にHiLyte FluorTM 555を標識可能
2) 抗体と混ぜるだけの簡便な操作
3) 30分以内に標識可能

開発元 Dojindo Molecular Technologies, Inc.

技術情報

検討前に必ずご確認下さい

※    本製品の標識操作により、抗体中のアミノ基に標識体が結合します。そのため抗体によっては抗原認識能が失われる場合がございます。
ご不明な点がありましたら小社カスタマーサポートへお問合せ下さい。
※    抗体サンプル中の添加剤によっては標識に影響を与えることがあります。詳しくは取扱説明書にてご確認ください。
ご注意:容量別で取扱説明書が違うため、お使いの製品容量をご確認ください。

30分間標識プロトコル

お手持ちの抗体(IgG)溶液にReaction Buffer とDMSO を混合したものを添加標識剤の入ったチューブに添加し、10分間の反応と反応停止操作により簡便に標識抗体を得ることができます。

    

Step 1.    10 μg の抗体およびReaction Buffer を標識試薬の入ったチューブに添加
Step 2.    10 分の標識反応により、抗体中のアミノ基に蛍光色素または酵素を標識
Step 3.    Stop Solution 添加後、10 分間のインキュベーションで反応を停止

 

少量IgG(10μg)のアミノ基へ標識

免疫染色で要望の多い少量のIgG 10 μgに標識できます。標識剤はIgG中のアミノ基と共有結合します。

汎用フィルターを使用可能

Cy3やAlexa555と同じ励起・蛍光フィルターをご使用頂けます。

光退色を抑えた蛍光色素を採用

本キットで採用している蛍光色素HiLyte FluorTM 555は、励起光への高い光安定性を示します。
そのため高解像度の蛍光イメージング像の取得にも活用頂けます。

クリアな多重染色像の取得

直接法なので多重染色時の抗体種選択の必要性がありません。
また2次抗体法と比較して免疫染色時の操作もシンプルになります。

○アクチン及びミトコンドリアの多重染色
細胞: HeLa細胞
アクチン(黄): HiLyte FluorTM 555 標識抗体
ミトコンドリア(赤): HiLyte FluorTM 647 標識抗体
核(青): DAPI

よくある質問

Q

抗体溶液中に含まれる添加剤は標識反応に影響しますか?

A

抗体溶液中の添加剤によっては影響を受ける場合がございますので、ご使用前に必ず取り扱い説明書中の注意事項をご確認ください。

Q

標識にはどのようなサンプルが使用できますか?

A

10 μgのIgG抗体をご使用頂けます。

Q

使用可能な抗体のクラスには、どのようなものがありますか?

A

本製品はIgG抗体へ標識するよう最適化しています。IgG以外のクラス(IgMやIgA等)では標識実績はございません。

Q

直接標識することで免疫染色に影響がみられた抗体種はありますか?

A

抗体の種類によっては直接標識法(1次抗体法)により抗原認識能を失うことがあります。抗原認識部位またはその近傍にアミノ基が存在した場合に、その部分に標識体が結合することで抗原認識能が低下することが考えられます。
弊社で確認した抗体のうち、直接標識することで免疫染色に問題が生じた抗体をご案内いたします。

抗体名 由来 クローナリティ
Anti-VDAC1 antibody Rabbit ポリクローナル
Anti-EEA1 antibody Rabbit ポリクローナル
Anti-α-actin antibody Mouse モノクローナル
Anti-LAMP 1 antibody Mouse モノクローナル
Anti-Calnexin Antibody Rabbit ポリクローナル

Q

非特異な染色やバックグラウンドが見られます。どうしたらいいですか?

A

抗体によっては、非特異な染色やバックグラウンドが見られることがあり、Stop solutionの添加量を増やすことで改善する場合があります。Stop solutionの添加量は上限30μlを目安にご検討ください。改善されない場合は、直接標識法(1次抗体法)により抗抗原認識能が低下した可能性が考えられます。「直接標識することで免疫染色に影響がみられた抗体種はありますか?」をご参照ください。

取扱条件

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保存条件: 冷蔵 , 取扱条件: 吸湿注意
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