Carboxy-EG6-hexadecanethiol
Self Assembled Monolayer(SAM)研究用試薬
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製品コードC463 Carboxy-EG6-hexadecanethiol
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CAS番号1432697-96-5
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化学名20-(16-Mercaptohexadecanyloxy)-3,6,9,12,15,18-hexaoxaeicosanoic acid
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分子式・分子量C30H60O9S=596.86
容 量 | メーカー希望 小売価格 |
富士フイルム 和光純薬 |
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10 mg | ¥43,500 | 341-08981 |
性質
<Carboxy-EG6 type>
オリゴエチレングリコールを有するSAMsはタンパク質などの非特異吸着防止に非常に効果が高いことが報告されており1)、SPRやQCM等のバイオセンサでよく利用されている。
末端官能基としてカルボキシル基を有するタイプは、金電極、SPRおよびQCMなどの金基板表面に、アミノ基を有する物質、特にタンパク質を固定化する際に有用である。金基板上にカルボキシル基を有するSAMsを形成後、WSC(EDC)(Code: W001)とNHSで活性化し、タンパク質を結合させる。小社では、カルボキシル基末端SAM基板の活性化に便利なAmine Coupling Kit(Code: A515)を販売しているので、ご活用頂きたい。
非特異吸着の防止には、末端水酸基の誘導体との混合SAMsの利用が効果的である。Kyoらは、Carboxy-EG6-undecanethiol単独、Carboxy-EG6-undecanethiolとHydroxy-EG3-undecanethiolの1:9混合で作製したSAMsに、活性エステル法で抗体を固定化し、混合SAMsを用いることで、非特異吸着を劇的に低減できることを示している2)。
C16のアルキル鎖を有するCarboxy-EG6-hexadecanethiolは報告例は無いが、長いアルキル鎖により、より安定性の高いSAMsが形成できると期待できる。アルキル鎖が異なると混合SAMの均一性が悪くなる可能性があるため、混合SAMで利用する際は、アルキル鎖の長さを揃えてご利用いただきたい。
技術情報
注意事項
・本製品を粉末の状態で取り出し使用する場合、性状の性質上、静電気等の要因で容器内に付着し、取り出しにくい場合があります。
・容器内に付着し、取り出せなかった粉末に関しては、使用する溶媒を容器に入れ、溶かし出して使用してください。
溶解例
10 mmol/l (Ethyl alcohol, Methyl alcohol, Chloroform)
参考文献
1) C. Pale-Grosdemange, E. S. Simon, K. L. Prime, and G. M. Whitesides, Anal. Chem., 1999, 71, 777-790.
2) M. Kyo, K.Usui-Aoki, H. Koga, Anal. Chem, 2005, 77, 7115-7121.