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過酸化脂質検出蛍光試薬

Liperfluo

 Liperfluo は、酸化体の励起および蛍光波長が長波長(λex = 524 nm, λem = 535 nm)であるため、測定試料への光によるダメージや試料由来の自家蛍光の影響を軽減できます。酸化体は水中ではほとんど蛍光性がありませんが、細胞膜等の脂溶性の高い部位では蛍光性となることから、蛍光顕微鏡による生細胞の過酸化脂質のイメージングやフローサイトメトリーによる細胞の過酸化脂質量の分析に使用することができます。また、Liperfluo は細胞死メカニズムの一つとして注目を集めるフェロトーシス研究において、鉄依存性の脂質過酸化物の検出用蛍光プローブとして使用されています。

< L929 細胞用いた検出例>

 L929細胞に本製品を含む新しい培地を添加(終濃度:1 μmol/l)した(37 ℃、30 分)。培地除去後、t-BHP(tert-Butylhydroperoxide)を含む新しい培地を添加(終濃度:250 μmol/l)し、2時間後に共焦点レーザー顕微鏡を用いて観察した。

生細胞を用いた過酸化脂質の共焦点顕微鏡イメージング
 データ提供:北里大学薬学部 今井浩孝先生、熊谷剛先生
品名
容量
希望納入価格(¥)
メーカーコード
Liperfluo
1 set (50μg × 5)
27,200

<使用回数の目安> 50 μg あたり、5-50 回(保存不可)


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