Commercial 新製品
LLPS性質評価蛍光色素セット
LLPS Characterization-dye Set
<特長>
- in vitro(細胞外)で作製した相分離液滴の主な性質を確認するための色素セット
- 液滴に含まれる疎水性相互作用の強いタンパク質やアミロイドを染色
- 液滴のゲル化や凝集体への変化を捉える色素も同梱
本キットは、タンパク質間の疎水性相互作用に応答する色素(ANS, SepaFluor)とアミロイド結合性の蛍光染色色素(Thioflavin T, Congo Red) の4種類をセットにしています。SepaFluorを用いることで疎水性相互作用だけでなく、相分離液滴がゲル化していく様子も観察可能です。凝集体の確認や相分離液滴の染色により、相分離液滴の性質の理解につながります。
コンポーネント | 性質 |
---|---|
ANS | 疎水場で青色蛍光を発する色素 |
SepaFluor | 疎水場で紫色蛍光を発する色素 また液滴のゲル状、凝集体への変化も観察可能 |
Thioflavin T | アミロイド結合性の緑色蛍光を発する色素 |
Congo Red | アミロイド結合性の赤色蛍光を発する色素 |
<操作>

<実験例:Heparinを用いたTauタンパク質の凝集体の染色>
Tauタンパク質とHeparinを用いて作製したTauタンパク質の凝集体をThioflavinTおよびCongo Redにて染色しました。


<実験例:クラウディング剤PEG8000を用いたBSAタンパク質の染色>
LLPS Starter Kit(LL01)のウシ血清アルブミン(BSA)タンパク質とクラウディング剤PEG8000を用いて相分離液滴を作製し、ANSおよびSepaFluorにて染色しました。


<実験例:PEG8000を用いたLactoferrinタンパク質の染色>
Lactoferrinタンパク質は主に静電相互作用を介して相分離液滴を形成することで知られています。このタンパク質を用いて、LLPS Forming Condition Screening Kit(LL02)を活用し、PEG8000の濃度を検討しました。その結果、濃度を上げることでLactoferrinの相分離液滴がゲル化する様子を確認し、その変化をSepaFluorで観察しました。


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