Commercial 新製品

リソソーム pH 検出用色素

pHLys Red - Lysosomal Acidic pH Detection

<特長>
  • リソソームへの特異性が高い
  • リソソームの pH 変化を高感度に検出する
  • 長期滞留性

 リソソームは不要な物質を分解することで生体内恒常性の維持に寄与しています。リソソームの機能不全は神経変性疾患等の発症・進展に深く関与していることから、リソソームを詳細に解析することが病態の解明や治療薬の開発に有用であると考えられています。pHLys Red は細胞内の正常なリソソームに集積し、酸性環境下で蛍光が増強します。一方、リソソーム機能が下がり、リソソームの pH が上昇すると、リソソーム pH 依存的に蛍光強度が減少します。

<原理>

 既存のリソソーム pH 検出試薬は、リソソームの正確な局在と感度に課題がありました。pHLys Red はリソソーム pH の変動に鋭敏に蛍光強度を変化させ、さらに高いリソソーム指向性から得られる蛍光輝度は正確なリソソーム pH を表すことができます。

<リソソームへの高い特異性>

 pHLys Red と既存色素とのリソソーム局在性をリソソームマーカータンパク 質 LAMP1 発現 HeLa 細胞を用いて比較しました。既存色素による染色ではリソソーム以外にも分散してバックグラウンドが高くなったのに対し、小社の pHLys Red は既存色素より、バックグラウンドが抑えられました。

<リソソームの pH 変化を高感度に検出する>

 pHLys Red と既存色素( pH センサー)のリソソーム pH の感受性を HeLa 細胞を用いて比較しました。リソソーム酸性化阻害剤である Bafilomycin A1(Baf. A1)を低濃度加えると、既存色素は pH 変化を捉えられなかったのに対し、小社の pHLys Red は既存色素より鋭敏に蛍光強度を変化させ、pH 感受性が高い結果が得られました。

<長期滞留性>

 pHLys Red と既存色素のリソソーム滞留性を HeLa 細胞を用いて比較しました。既存色素による染色では染色後 24 時間後には蛍光が低下したのに対し、小社の pHLys Red は既存色素より蛍光輝度は維持され、滞留性が高い結果が得られました。

品名
容量
希望納入価格(¥)
メーカーコード
pHLys Red - Lysosomal Acidic pH Detection
1 tube
3 tubes
28,000
48,000

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