DALGreen, DAPGreen は試薬を培養細胞に添加するだけで簡便にオートファジーを検出できる蛍光色素です。 DAPGreen はオートファゴソーム膜に取り込まれることで蛍光を発します。一方、 DALGreen は凝集タンパク質等が分解されるオートリソソーム段階で蛍光を発します。この様に DAPGreen と DALGreen は、 “オートファゴソーム形成およびリソソームとの融合・内容物の分解” の過程を試薬の添加だけでモニターリングすることができます。
<染色原理> <検出試薬の概要>蛍光顕微鏡だけでなくフローサイトメーターでも検出頂けます。また DAPGreen では、プレートリーダーによる検出も実現しまし た。ご使用の装置で検出可能な蛍光特性をご確認の上、ご使用ください。
<操作>遺伝子導入は不要です。準備した細胞に試薬を添加するだけの簡単操作で蛍光イメージングを実現します。
<タイムラプスで検出 (DALGreen の使用例) >HeLa 細胞を DALGreen で染色後、飢餓培養にて 6 時間までの細胞の状態を観察しました。
オートファジーを誘導した細胞において、 DALGreen の蛍光の増大が確認されました。
本タイムラプスの動画は、小社 HP にてご覧いただけます。
オートファジーマーカーである LC3 を指標とした検出法と共染色を行い局在の比較を行いました。
オートファジーの誘導から 4 時間後に、 DAPGreen 及び RFP の蛍光像を共焦点顕微鏡にて確認し、 DAPGreen と LC3 が共局在する結果が得られました。
品名 | 容量 | 希望納入価格(¥) | メーカーコード |
---|---|---|---|
DAPGreen - Autophagy Detection | 5 nmol | 36,000 | D676 |
DALGreen - Autophagy Detection | 20 nmol | 28,000 | D675 |