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タンパク質チオール数の解析試薬

-SulfoBiotics- PEG-PCMal

 

<特長>
  1. タンパク質の SH 基数が目視でわかる
  2. ウエスタンブロット時のバンドがクリアー
  3. 約 5 K のバンドシフト幅で明瞭に SH 基数を判定

 

 タンパク質のチオール修飾は、代表的な翻訳後修飾の一つであり、生体内のレドックス変化に応答して生じます。チオールの翻訳後修飾によるタンパク質の機能制御を理解するためには、個々のチオールの酸化還元状態を検出することが必要不可欠です。

 PEG-PCMal を用いることによりタンパク質のチオールの数を電気泳動法により可視化することが可能です。マレイミド基を有する PEG-PCMal はタンパク質のチオールと結合し、分子質量約 5 kDa 増加したバンドとして分離・検出されます。更に、PEG-PCMal は光分解機能を有するため、電気泳動後のゲルに UV 光を照射することで、ラベル化されたタンパク質から切り離されます。そのため、ラベル化する前と同様にウエスタンブロットに適用可能です。

品名 容量 希望納入価格(¥) メーカーコード
-SulfoBiotics- PEG-PCMal 1 mg ×1 8,000 SB20
1 mg ×10 50,000

 

関連製品

初めてタンパク質のレドックス状態を解析される方は下記のキットがお勧め!

-SulfoBiotics- Protein Redox State Monitoring Kit Plus

 本キットには標識試薬、反応バッファー、細胞溶解用バッファー等が揃っているため、解析したいタンパク質を準備するだけですぐに標識できます。また標識剤には分子質量約 15 KDa の Protein-SHifter Plus を使用しており、PEG-PCMal と同様に光切断可能なためウエスタンブロット解析にも適用できます。

品名 容量 希望納入価格(¥) メーカーコード
-SulfoBiotics- Protein Redox
State Monitoring Kit Plus
5 samples 23,000 SB12
20 samples 50,000

本製品は東京工業大学の久堀教授、原助教らにより開発された製品です。

 

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