Trehalose C14
膜タンパク質可溶化剤
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製品コードT464 Trehalose C14
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CAS番号64622-92-0
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化学名α-D-Glucopyranosyl-α-D-glucopyranoside monomyristate
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分子式・分子量C26H48O12=552.65
容 量 | メーカー希望 小売価格 |
富士フイルム 和光純薬 |
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500 mg | ¥23,800 | 347-91511 |
性質
非イオン性界面活性剤:cmc=0.012 mmol/L
Trehalose C14は、親水基がトレハロース、親油基がミリスチン酸エステルで構成される、新しいタイプの非イオン性界面活性剤である。
トレハロースは、グルコース2分子が、α,α-1,1で結合した非還元性の糖であり、天然に存在する。トレハロースを添加することにより、タンパク質や脂質の変性を抑制することから、食品・菓子原料に幅広く利用されている。それはトレハロースが細胞中で水に代わる働きを有し、細胞から水が失われた場合でもそのダメージを抑制するためである。
このように、他の糖にはない性質をもつトレハロースを基本骨格としたトレハロース型デタージェントは、特異な性質を有することが期待される。また、本製品は純度(GC)が95%以上、260 nm付近の吸光度が0.1以下と高純度である。
技術情報
実験例
トレハロース型デタージェントを用いて膜タンパク質の結晶化を行うことが可能です。
実験例を2例ご紹介しております。
http://www.dojindo.co.jp/whatsnewsj/newpro/trehalose_detergents.html
・Trehalose C8を用いたウシ心筋チトクロム酸化酵素 の結晶化(分解能1.55Å)
・Trehalose C12を用いた12回膜貫通型膜タンパク質の可溶化及び結晶化
溶解例
100 mg/10 mL (熱水)、100 mg/10 mL (メチルアルコール)
参考文献
1) Y. Matsumoto, K. Kuwabara, H. Ichihara, and M. Kuwano, "Therapeutic effects of trehalose liposomes against lymphoblastic leukemia leading to apoptosis in vitro and in vivo", Bioorg. Med. Chem. Lett., 2016, 26, 301.
2) N. Hasegawa, H. Jonotsuka, K. Miki and K. Takeda, "X-ray structure analysis of bacteriorhodopsin at 1.3 A resolution", Scientific Reports., 2018, 8, 13123, DOI:10.1038/s41598-018-31370-0. (膜タンパク質: purple membraneの結晶化, trehalose C16).
取扱条件
性状: | 本品は、白色粉末で吸湿性が強い。熱水、メチルアルコールに溶ける。 |
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純度(GC): | 95.0% 以上 |
メチルアルコール溶状: | 試験適合 0.100 以下(260 nm) |
保存条件: 冷蔵 , 取扱条件: 吸湿注意 |