09 二価性試薬

SPDP

SPDP

架橋剤

  • 製品コード
    S291  SPDP
  • CAS番号
    68181-17-9
  • 化学名
    N-Succinimidyl 3-(2-pyridyldithio)propionate
  • 分子式・分子量
    C12H12N2O4S2=312.37
容 量 メーカー希望
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和光純薬
100 mg ¥51,600 345-08261

性質

有機溶媒に溶ける。分子内にN-ヒドロキシスクシンイミド活性エステル基を持つため、抗体や酵素等のタンパク質のアミノ基にピリジルジスルフィド基を導入することができる。ピリジルジスルフィド基は還元剤により容易に還元されSH基とすることができる。また、タンパク質などのSH基と交換反応するため、ジスルフィド結合を介してカラムの担体やタンパク質などと結合させることができる。本試薬はまず通常のアミノ基ラベルの方法でタンパク質に導入し(1)、DTT等とインキュベートすることにより還元して、ピリジル-2-チオンを解離させ、SH基とすることができる(A)。また、(1)で得られた物を、2-PDSと反応活性なSH残基を持った別のタンパク質とインキュベートすることにより、タンパク質同士を結合させる事ができる(B)。

技術情報

溶解例

100 mg/50 mL(アセトニトリル)

参考文献

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1) P. Walden, Z. A. Nagy and J. Klein, "Major Histocompatibility Complex-Restricted and Unrestricted Activation of Helper T Cell Lines by Liposome-bound Antigens", J. Mol. Cell. Immunol19862, 191. 
2) R. D. Gordon, W. E. Fieles, D. L. Schotland, R. Hogue-Angeletti and R. L. Barchi, "Topographical Localization of the C-terminal Region of the Voltage-dependent Sodium Channel from Electrophorus Electricus Using Antibodies Raised Against a Synthetic Peptide", Proc. Natl. Acad. Sci. USA1987, 84, 308.

取扱条件

規格
性状: 本品は、白色~微黄色粉末で有機溶媒に溶ける。
純度(HPLC): 98.0% 以上
アセトニトリル溶状: 試験適合
NMRスペクトル: 試験適合
取扱条件
保存条件: 冷蔵
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