04 細胞内蛍光プローブ

Rhod 2

Rhod 2

カルシウムイオン測定試薬

  • 製品コード
    R001  Rhod 2
  • CAS番号
    132523-91-2
  • 化学名
    1-[2-Amino-5-(3-dimethylamino-6-dimethylammonio-9-xanthenyl)phenoxy]-2-(2-amino-5-methylphenoxy)ethane-N,N,N',N'-tetraacetic acid, chloride
  • 分子式・分子量
    C40H43ClN4O11=791.24
容 量 本体価格 富士フイルム
和光純薬
1 mg ¥33,800 344-05811

性質

Quin 2,Fura 2,Indo 1等の初期に開発された細胞内Ca2+蛍光プローブは、いずれも励起光に紫外部光を必要としているため、この励起光による細胞の損傷、細胞由来の蛍光バックグランドの増加等の問題がある。
 Tsienらは励起に可視部光を用いる指示薬の開発を試み、Rhod 2を得ている。Rhod 2は分子内にローダミン骨格の蛍光色素を持つ細胞内Ca2+のインジケーターである。励起波長553 nm、蛍光波長576 nmであり、同時に開発されたFluo 3よりも50 nm程度長波長にシフトしている。蛍光顕微鏡、フローサイトメーター等にとって使い易い波長であり、前述の問題点が解消できる。細胞内Ca2+の研究に極めて有力な手段を提供するものと期待される。
 Fura 2に比べると蛍光強度は強く、光源としてHe-Neレーザー(531 nm)を使用することができ、Ca2+結合による蛍光強度の増加も大きく、約40倍に達する。Rhod 2のCa2+ 親和力(Kd=1.0 μmol/L)はFluo 3よりもさらに弱いので、Fura 2 等で測定困難な高 Ca2+ 濃度をモニターすることができる。

マニュアル

はじめての抗体標識プロトコル

死細胞数を測りたい(吸光測定)

Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST を用いた細胞毒性試験の例を紹介

お役立ち情報

技術情報

溶解例

50 mg/mL(0.1 mol/L-NaOH)

参考文献

参考文献を表示する

1) M. Burnier, G. Centeno, E. Burki and H. R. Brunner, "Confocal Microscopy to Analyze Cytosolic and Nuclear Calcium in Cultured Vascular Cells", Am. J. Physiol.1994266, C1118. 
2) J. Vergara, M. Difranco, D. Compagnon and B. A. Suarez-Isla, "Imaging of Calcium Transients in Skeletal Muscle Fibers", Biophys. J.199159, 12. 
3) T. Meyer, T. Wensel and L. Stryer, "Kinetics of Calcium Channel Opening by Inositol 1,4,5-Trisphosphate", Biochemistry, 199029, 32. 
4) A. Minta, J. P. Y. Kao and R. Y. Tsien, "Fluorescent Indicators for Cytosolic Calcium Based on Rhodamine and Fluorescein Chromophores", J. Biol. Chem., 1989264(14), 8171.

よくある質問

Q

カルシウムプローブの選び方

A

Q: 細胞内カルシウム測定試薬は何種類かありますが、どのように選べばよいのでしょうか?
A: 測定機器や測定波長などで選ばれることが多いようです。
製品名の後ろに[-AM]が付いているものは細胞膜透過型になります。
それぞれの試薬の特性は

【Fura 2】
・2励起1蛍光
  励起(λex= Ca:340 nm, Ca free:380 nm)、蛍光:λem=500 nm
・解離定数:224 nmol/L
・蛍光強度比での測定が出来るので、誤差要因の補正を行なうことが出来る。
=>細胞内Ca濃度の計算が行ない易い。
・最も多く使用されている。
・励起フィルターを切替えなくてはいけないので、切替え間のタイムロスがある。
 (機器の性能にもよる)

【Fluo 3】
・1励起1蛍光
  励起:λex=508 nm、蛍光:λem=527 nm
・解離定数:400 nmol/L
・励起波長が長波長側にあるので細胞に与える障害が少ない
 (NADH,NADPHの影響が出ない)
・Arレーザーによる励起装置が使用出来る。
・スライス標本には適さない
 (Fluo 3がスライス表面の死んだ細胞に結合するのか、細胞外のカルシウム濃度を測定する)

【Fluo 4】
・1励起1蛍光
  励起:λex=495 nm、蛍光:λem=518 nm
・解離定数:360 nmol/L
・Fluo 3よりも蛍光強度が強い。
・励起波長が長波長側にあるので細胞に与える障害が少ない
 (NADH,NADPHの影響が出ない)
・Arレーザーによる励起装置が使用出来る。
・Fluo 3よりも細胞毒性がでやすい。

【Indo 1】
・1励起2蛍光
  励起:λex= 330 nm、蛍光(λem= Ca:410 nm, Ca free:485 nm)
・解離定数:250 nmol/L
・励起波長の切替えの必要がないので、非常に早い速度のCa濃度変化や心筋細胞の
 ような動きの試料も測定できる(但し、検出器は2台必要)

【Rhod 2】
・1励起1蛍光
  励起:λex=553 nm、蛍光:λem=576 nm
・解離定数:1.0 μmol/L
・励起波長が長波長側にあるので細胞に与える障害が少ない
 (NADH,NADPHの影響が出ない)
・Arレーザーによる励起装置が使用出来る。

【Quin 2】
・1励起1蛍光
  励起:λex=339 nm、蛍光:λem=492 nm
・解離定数:110 nmol/L
・一番最初に開発されたプローブ

Q

はじめて測定します。Ca2+プローブの原理や測定方法、トラブルシューティング法を分かり易く教えて下さい。

A

Q: はじめて測定します。Ca2+プローブの原理や測定方法、トラブルシューティング法を分かり易く教えて下さい。
A: はじめて細胞内Ca2+測定をされる方を対象としたプロトコルを作成しております。
原理、Ca2+プローブの特徴、測定方法、トラブルシューティングの方法等を記載しておりますので、ご参照下さい。

下記リンクよりダウンロード可能です。

「はじめて細胞内Ca2+を測定する方へ -カスタマーサポート担当者の視点から-」

取扱条件

規格
性状: 本品は、暗紫色固体でアルカリに溶ける。
純度(HPLC): 60.0% 以上
アルカリ溶状: 試験適合
取扱条件
1.保存方法:冷凍,遮光

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