DNA ダメージ検出抗体
DNA Damage Detection Kit - γH2AX - Green / - Red / - Deep Red
- 必要な試薬がセットになっているのですぐに評価ができる
- 固定膜透過処理後に簡便な操作プロトコルで染色できる
- 3色のカラーバリエーションで共染色ができる
本製品は、DNAダメージの指標であるγH2AXを二次抗体法で簡便に検出するキットです。初めての方も使い易いよう、検出に必要な試薬をセットにしています。γH2AXを指標とした論文報告や実験例をご紹介します。
<原理>
DNAダメージにより二重鎖切断が生じると、ヒストンタンパク質の一種であるH2AXが速やか、かつ広範囲にわたってリン酸化されます。リン酸化H2AX(γH2AX)は、DNAダメージの鋭敏なマーカーであることから、化学物質や活性酸素、紫外線や放射線などの遺伝毒性及び発がん性評価への応用が期待されています。また、γH2AXの検出は近年では細胞老化を評価する指標としても知られています。
本製品はモノクローナル抗体研究所製の抗γH2AX抗体を使用しています。




Green: λex : 494 nm、λem : 518 nm
Red: λex : 550 nm、λem : 566 nm
Deep Red: λex : 646 nm、λem : 668 nm
<他マーカーと組合せた細胞の評価例>
継代数の異なるWI-38細胞を固定化後、Cellular Senescence Detection Kit - SPiDER-βGal にて染色した。0.1 % Triton-X/PBSを用い膜透過処理後、本キットにてγH2AXを染色した。

<検出条件>
H2AX(Deep Red):Ex. 590-650 nm / Em. 663-738 nm
SA-β-gal :Ex. 533-557 nm / Em. 570-640 nm
DAPI :Ex. 340-380 nm / Em. 435-485 nm