微生物はエネルギー代謝活動により細胞内に NAD(P)H を生成します。本キット中の色素 WST-8 は電子メディエーターを介して NAD(P)H により還元され、オレンジ色の水溶性色素 WST-8 ホルマザンとなります。この色素量は微生物のエネルギー代謝活性に比例するため、吸光度を確認することで、その微生物の生存率や活性度合を確認することができます。また液体培地で使用できるため、従来の寒天培地を使った平板培養法に比べ、評価にかかる時間を大幅に短縮することができます。
微生物の増殖活性測定や生存率の確認、薬剤感受性試験に応用できます。
黄色ブドウ球菌(SA)およびメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を 96 ウェルプレートに播種後、各濃度に調整した抗生物質を添加しました。6 時間 37℃でインキュベート後、試薬を添加し更に 2 時間発色反応を行いました。その結果、生存細胞が存在するウェルのみ発色がみられ、目視にて容易に抗生物質の抗菌効果を確認できました。
96 well プレートに菌懸濁液を準備し、試薬を添加するだけで微生物の代謝活性に応じた色素の発色が得られます。
様々な微生物種での測定実績をご紹介いたします。
品名 | 容量 | 希望納入価格(¥) | メーカーコード |
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Microbial Viability Assay Kit-WST | 100 tests | 6,000 | M439 |
500 tests | 21,300 |