<特長> |
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MitoPeDPP は、ミトコンドリアに局在化するカチオン性のトリフェニルホスホニウム基を分子内に持つため、細胞膜を透過してミトコンドリアに集積します。ミトコンドリアに集積した MitoPeDPP は、膜中の脂溶性過酸化物によって特異的に酸化され蛍光を発します。酸化 MitoPeDPP の励起および蛍光波長はそれぞれ 452 nm、470 nm で、測定試料への光によるダメージや試料由来の自家蛍光の影響を軽減できることから、蛍光顕微鏡を用いた脂溶性過酸化物のイメージングが可能です。
< 反応特異性 >
細胞内でミトコンドリアに集積した MitoPeDPP は脂溶性過酸化物により酸化を受けて蛍光を発した(A)。一方、細胞内では他の ROS、RNS との反応性は低いことが確認された(B)。
< 実験例 >