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 細胞毒性測定 Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST

 

<特長>
  1. 2 種の測定法を選択可能
  2. 測定毎の溶液調製が不要
  3. 51Cr]リリースアッセイのようなラジオアイソトープは不要

 

 本キットは、生細胞と反応せず、かつ、細胞にダメージを与えないため、生細胞と死細胞が混在する細胞培養液中に直接試薬を加えても細胞傷害を測定することが可能です(ホモジニアスアッセイ)。なお、一般的に用いられる細胞培養液を取り出して LDH 活性を測定する方法も可能です(ノンホモジニアスアッセイ)。 また、安定性の高い試薬を用いているため、調製した溶液は長期間保存でき、用時調製する必要がありません。そのため、多検体アッセイから、少ない検体数の測定にも対応することができます。

選べる 2 種の測定方法

Working solution 調液後の安定性評価

 

品名 容量 希望納入価格(¥) メーカーコード
Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST 100 tests 9,600 CK12
500 tests 25,400
2000 tests 38,000

 

Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST の FAQ

 お客様から小社へお問合せいただいた Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST に関する内容をいくつかご紹介します。小社製品ページでは、よくお問合せいただく内容を、適宜、追加更新しておりますのでご覧ください。

 

Q. Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST と生細胞測定(Cell Counting Kit-8 や MTT 法)の併用はできますか?

A. 併用できます。本製品のプロトコル『ノンホモジニアスアッセイ』に従った培養上清を用いた細胞毒性試験を行ってください。細胞は、そのまま Cell Counting Kit-8 等を用いた毒性試験に使用することができます。

Q. 490 nm 以外の吸収フィルターで測定できますか?

A. 490 nm の吸収フィルターを使用してください。それ以外の波長では正確な測定ができない可能性があります。

Q. 細胞毒性試験にて CellCounting Kit-8 との相関性はありますか?

A. Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST と Cell Counting Kit-8 では、測定原理が異なるために必ずしも相関性は得られません。そのため、細胞毒性試験には数種の指標で測定いただくことをお勧めします。

< Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST >
細胞膜の損傷により培地中に漏れ出した LDH 活性を測定(細胞膜損傷が指標)

< Cell Counting Kit-8 >
細胞内の代謝活性(デヒドロゲナーゼ)を測定(代謝活性が指標)

Q. 被験物質の濃度や暴露時間の設定は、どのように行えば良いでしょうか?

A. 細胞種や被検物質の種類及び濃度によって大きく異なります。
そのため、以下の手順のご検討をお勧めします。

@ 被検物質が利用できる最高濃度を基準に 10 倍希釈を繰り返し、5-6 桁程度の広い検体濃度域で毒性試験を実施する。[図@](@の操作で、毒性が現れる濃度域の予測最高濃度の目安をつける)

A @の結果から、その被検物質の濃度が現れる濃度の予測最高濃度(100%致死を生じる最低濃度)を基準に 2 倍希釈を繰り返し、2-3 桁をカバーする濃度域で毒性試験をする。[図A]

B Aの手順を繰り返し、最終的に細胞毒性が 20-80%の間に少なくとも検体濃度が 3 点以上プロットできる濃度域を設定する。[図B]

 

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