近赤外蛍光色素標識キット ICG Labeling Kit-NH2
<特長> |
- 50〜200μgの抗体やタンパク質にICG(Indocyanine Green)を簡単に標識可能
- 細胞損傷や自家蛍光の影響が少ない近赤外蛍光イメージングに有用
(励起波長/蛍光波長= 774 nm/805 nm)
- Filtration tube を用いた分離操作により高い回収率で標識体が得られる
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ICG (Indocyanine Green)は肝機能検査のための色素負荷試験にも用いられているシアニン色素で、近赤外領域に蛍光を持ちます。励起波長は 774 nm 付近、蛍光波長は 805 nm 付近であり、生体内で用いた場合でも、ヘモグロビンなどによる妨害を受けにくいという蛍光特性があります。抗体に標識して近赤外蛍光を利用した蛍光内視鏡への応用が報告され、近年 in vivo 蛍光イメージングへの応用が期待されています。 ICG Labeling Kit-NH2はアミノ基を有するタンパク質、特に抗体にICGを標識するためのキットです。既に発売している Fluorescein Labeling Kit-NH2やHiLyte FluorTM 555 Labeling Kit-NH2、HiLyte FluorTM 647 Labeling Kit-NH2と同様に、キット付属のNH2-Reactive ICGは分子内に活性エステルを有しているため、アミノ基を有する標的分子と混合するだけで安定な共有結合を形成します。タンパク質にICGを標識する場合、標識反応を阻害するような低分子化合物(トリスなど)や未反応の NH2-Reactive ICG は付属の Filtration Tubeを用いて容易に除去することができます。ICG標識 IgG の場合、励起波長/蛍光波長は 774 nm/805 nmです。本キットには標識に必要なすべての試薬と作製した ICG標識体を保存するための溶液が含まれています。
<キット内容> |
[1 sample] |
NH2-Reactive ICG |
1 tube |
WS Buffer |
1.5 ml×1 |
Reaction Buffer |
250μl×1 |
Filtration Tube |
1 tube |
[3 samples] |
NH2-Reactive ICG |
3 tubes |
WS Buffer |
4 ml×1 |
Reaction Buffer |
500μl×1 |
Filtration Tube |
3 tubes |
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