02 酸化ストレス関連試薬

-SulfoBiotics- Sulfide dibimane

-<i>SulfoBiotics</i>- Sulfide dibimane

生体硫黄解析用試薬

  • 製品コード
    SB15  -SulfoBiotics- Sulfide dibimane
  • CAS番号
    1392113-30-2
  • 化学名
    Bis(2,5,6-trimethylpyrazolo[1,2-a]pyrazole-1,7-dione-3-ylmethyl)sulfide
  • 分子式・分子量
    C20H22N4O4S=414.48
容 量 本体価格
10 nmol x5 ¥25,000

性質

近年、硫化水素 (H2S) が、血管拡張や細胞保護、インスリン分泌や神経伝達調節など様々な生理活性を示すことが明らかにされ、一酸化窒素 (NO) や一酸化炭素 (CO) に続く重要なシグナル分子として注目されている。硫化水素は、NOやCOと同様にガス状分子として認知されているが、そのpKaは約7であり生理的pHでは80%程度が硫化水素イオン (HS-) の状態で存在する。また、硫化水素イオンは、生体内で様々な結合形態や構造をとるため、その作用機序の詳細に関して未だ不明であり硫化水素を中心とした硫黄の生体内機能の解明が待ち望まれている。
 Monobromobimaneを用いた分析法は、最も高感度で汎用性の高い硫化水素検出法として利用されている。Monobromobimaneは、チオール特異的蛍光ラベル化剤であり、硫化水素1分子に対し、2分子のBimaneが結合した化合物 (Sulfide dibimane) を生成する (Fig. 1)。Sulfide dibimaneは、monobromobimaneがグルタチオンやシステインなどのチオール化合物と反応したbimane化合物とのHPLC分離が可能であり、また生成した化合物が蛍光を有するため、蛍光検出による高感度分析ができる。最近では、Sulfide dibimane(S34) と質量分析装置 (MS)を併用することでさらなる高感度化と高選択性を達成した方法が報告され、硫化水素だけではなく、SH基を有する種々の生体物質の詳細な解析法として確立されつつある

開発元 Dojindo Molecular Technologies, Inc.

マニュアル

はじめての抗体標識プロトコル

死細胞数を測りたい(吸光測定)

Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST を用いた細胞毒性試験の例を紹介

お役立ち情報

技術情報

Fig. 1 Monobromobimaneと硫化水素の反応

 

Fig. 2 検量線例
 

Fig. 3 HPLC測定例

<分析条件>
Column: ODS-3
Mobile Phase: A) 0.1% TFA/H2O, B) 0.1% TFA/Acetonitrile (TFA: trifluoroacetic acid)
B conc.: 5%-35% (0-5 min), 35%-55% (5-16 min), 55%-70% (16-23 min)
Detection: Fluorescence (Ex: 475 nm, Em: 390 nm)
Flow Rate: 1 ml/min
Column Temp: 40oC


[使用例] 
HPLC測定: 参考文献 2) , 3), 5)
LC-MS測定: 参考文献 2), 4), 5)
 

参考文献

参考文献を表示する

1) G. L. Newton, R. Dorian and R. C. Fahey, Anal. Biochem., 1981114, 383.
2) E. A. Wintner, T. L. Deckwerth, W. Langston, A. Bengtsson, D. Leviten, P. Hill, M. A. Insko, R. Dumpit, E. Vanden 
Ekart, C. F. Toombs and C. Szabo, Br. J. Pharmacology2010160, 941.
3) X. Shen, C. B. Pattillo, S. Pardue, S. C. Bir, R. Wang and C. G. Kevil, Free Radic. Biol. Med.201150, 1021.
4) M. Nishida, T. Sawa, N. Kitajima, K. Ono, H. Ihara, H. Motohashi, M. Yamamoto, M. Suematsu, H. Kurose, 
A. vander Vliet, B. A. Freeman, T. Shibata, K. Uchida, Y. Kumagai and T. Akaike, Nat. Chem. Biol.20128, 714.
5) X. Shen, G. P. Kolluru, S. Yuan and C. Kevil, Methods Enzymol.2015554, 31.

よくある質問

Q

Sulfide dibimaneの安定性について教えてください。

A

 Sulfide dibimaneは光に対して不安定ですので、アルミラミジップを開封した後は遮光して保存してください。

また、アセトニトリルに溶解した後は、アルミホイル等で遮光にして、その日の内に測定にご使用ください。

なお、アセトニトリル溶液は遮光の状態で数時間安定です。

Q

Sulfide dibimaneはどれくらいの濃度を目安に調製すれば良いですか?

A

本品1 tube当りに100 μLのアセトニトリル(HPLC用)を加えて溶解すると 0.1 mmol/Lの濃度となります。

この溶液を任意の量のアセトニトリルで希釈して、Sulfide dibimane calibration solution[検量線用溶液]を調製してください。

調製方法につきましては、本品取扱説明書もご覧ください。

Q

使用期限はありますか?

A

お手元に届いてから未開封で半年間安定です。

なお、試薬の特性上、溶解後は保存出来ませんので、溶液調製後は、その日の内にご使用ください。

取扱条件

規格
性状: 本品は、無色~微黄色固体である。
純度(HPLC): 97.0% 以上
含量: 0.540~0.600 (370 nm)
取扱条件
1.保存方法:冷蔵,遮光

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