02 酸化ストレス関連試薬

-SulfoBiotics- H2S donor 8o

-<i>SulfoBiotics</i>- H<sub>2</sub>S donor 8o

生体硫黄解析用試薬

  • 製品コード
    SB09  -SulfoBiotics- H2S donor 8o
  • CAS番号
    1430811-12-3
  • 化学名
    N-Butyl-N2-acetyl-S-pivaloylsulfanyl-DL-penicillamine amide
  • 分子式・分子量
    C16H30N2O3S2=362.55
容 量 本体価格
10 mg ¥18,000

性質

近年、硫化水素(H2S)が、血管拡張や細胞保護、インスリン分泌や神経伝達調節など様々な生理活性を示すことが明らかにされ、一酸化窒素 (NO) や一酸化炭素 (CO) に続く重要なシグナル分子として注目されている。硫化水素は、NOやCOと同様にガス状分子として認知されているが、そのpKaは約7であり、生理的pHでは約80%が硫化水素イオン(HS-)の状態で存在する。また、硫化水素イオンは生体内で様々な結合形態や構造をとるため、その作用機序の詳細は未だ不明であり、硫化水素を中心とした硫黄の生体内機能の解明が待ち望まれている。
H2S donor 5a, 8l, 8oは、M. Xianらが開発した新規の硫化水素ドナーであり、生体内に存在する還元物質(グルタチオンやシステインなど)に応答して硫化水素を発生する。水溶液中では安定であるが、血液や組織、細胞に添加するとチオール基を有する還元物質によって分解され、硫化水素を放出する。本試薬類は、硫化水素の機能を解明する上で有用な研究ツールと考えられる。

開発元 Dojindo Molecular Technologies, Inc.

マニュアル

技術情報

H2S ドナー類の特徴

donor 基本骨格 放出機構 H2S発生場所 放出パターン 参考データ
Na2S 無機質 - 細胞外 即座に -
GYY4137 ローソン試薬 加水分解反応 細胞外 ゆっくりと持続的に 数時間~数日間持続3)
H2S donor 5a N-(Benzoylthio)benzamide グルタチオンや
システインとの反応
細胞内 グルタチオンや
システインの濃度に依存
放出ピーク時間 20分
H2S donor 8l N-Acetyl-DL-penicillamine グルタチオンや
システインとの反応
細胞内 グルタチオンや
システインの濃度に依存
放出ピーク時間 15分
H2S donor 8o N-Acetyl-DL-penicillamine グルタチオンや
システインとの反応
細胞内 グルタチオンや
システインの濃度に依存
放出ピーク時間 40分

※H2S donor 5a, 8l, 8oのピーク時間は、100 μmol/Lの各H2S donorが5 mmol/L グルタチオンと反応した場合の値を示す。

H2S donor 8l, 8oの還元物質による硫化水素放出機構

H2S donor 8l, 8o (100 μmol/L) の5 mmol/L GSH添加による硫化水素放出パターン

参考文献

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1) Y. Zhao, S. Bhushan, C. Yang, H. Otsuka, J. D. Stein, A. Pacheco, B. Peng, N. O. Devarie-Baez, H. C. Aguilar , D. J. Lefer and M. Xian, “Controllable Hydrogen Sulfide Donors and Their Activity against Myocardial Ischemia-Reperfusion Injury”, Chem. Biol.20138, 1283.
2) Z. W. Lee, J. Zhou, C-S. Chen, Y. Zhao, C-H. Tan, L. Li, P. K. Moore, and L-W. Deng, “The Slow-Releasing Hydrogen Sulfide Donor, GYY4137, Exhibits Novel Anti-Cancer Effects In Vitro and In Vivo”, PLos One20116, e21077.

取扱条件

規格
性状: 本品は、無色~白色固体である。
純度(HPLC): 95.0% 以上
NMRスペクトル: 試験適合
取扱条件
1.保存方法:冷蔵

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