3-Oxatridecyl-α-D-mannoside
膜タンパク質可溶化剤
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製品コードO401 3-Oxatridecyl-α-D-mannoside
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CAS番号914802-92-9
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化学名3-Oxatridecyl-α-D-mannopyranoside
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分子式・分子量C18H36O7=364.47
容 量 | メーカー希望 小売価格 |
富士フイルム 和光純薬 |
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500 mg | ¥21,500 | 349-90851 |
性質
非イオン性界面活性剤:cmc=0.63 mmol/L
3-Oxatridecyl-α-D-mannosideは、親水部としてマンノースを、疎水部としてエーテル結合を含むアルキル鎖を有する非イオン性界面活性剤である。
膜タンパク質結晶化剤として知られている、n-Decyl-β-D-maltoside、n-Dodecyl-β-D-maltosideなどと同様に膜タンパク質の結晶化に有用な界面活性剤であり、姫路工業大学の吉川らは、3-Oxatridecyl-α-D-mannosideを用いてウシ心筋チトクロムc酸化酵素の単量体結晶を作成し、2.0Åの分解能を持つX線回折像を得ている。
今後、種々の膜タンパク質の結晶化、機能解析への応用が期待される。
マニュアル
技術情報
溶解例
0.5 g/25 mL(メチルアルコール)
よくある質問
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Q
cmc(臨界ミセル濃度)はタンパク質可溶化にどのように関係するのですか。
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A
界面活性剤はcmc以上の濃度でないとミセルを形成しません。
その濃度以上でないとタンパク質の可溶化も出来ません。
タンパク質を可溶化する場合、最終濃度がcmc以上となるように調製する必要があります。一方、タンパク質を可溶化した溶液からこの界面活性剤を除去するときにもcmcは重要となります。
透析を例として説明します。ミセルは界面活性剤の集合体ですが、ミセルを形成することで
一つの大きな分子として振る舞います。
ミセルを形成している場合、ミセルは透析膜を通過出来ません。
よって、cmcが比較的大きい分子ほど、モノマーの状態の比率が高くなる傾向がありますので、
透析により簡単に除去できます。
cmc以下に希釈すれば透析はさらに容易になるため、cmcが高いほど低い希釈率で透析ができます。下記に同仁販売製品一覧およびcmc値を示します。ご参照ください。
http://www.dojindo.co.jp/download/det/det1.pdf
取扱条件
性状: | 本品は白色粉末で、アルコールに溶ける。 |
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純度(GC): | 95.0% 以上 |
メチルアルコール溶状: | 試験適合 |
水分: | 1.0% 以下 |
IRスペクトル: | 試験適合 |
比旋光度(20℃): | 43.0~49.0o・cm2・dag-1 |
保存条件: 冷蔵 , 取扱条件: 吸湿注意 |