07 膜タンパク質可溶化剤

n-Nonyl-β-D-thiomaltoside

<i>n</i>-Nonyl-β-D-thiomaltoside

膜タンパク質可溶化剤

  • 製品コード
    N373  n-Nonyl-β-D-thiomaltoside
  • CAS番号
    148565-55-3
  • 化学名
    n-Nonyl-β-D-thiomaltopyranoside
  • 分子式・分子量
    C21H40O10S=484.60
容 量 メーカー希望
小売価格
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和光純薬
1 g ¥31,900 343-06861

性質

非イオン性界面活性剤:cmc=2.4 mmol/L
 土屋らは膜タンパク可溶化剤として親水部にマルトースを有する新しいタイプの界面活性剤を報告している。細胞膜内部に存在するタンパク質もこの界面活性剤を用いて容易に可溶化でき、その活性はn-Octyl-β-D-glucosideやn-Heptyl-β-D-thioglucosideを用いて可溶化したときよりも高活性であった。
 n-Nonyl-β-D-thiomaltosideのcmc値は2.4 mmol/Lであり、可溶化後の透析による除去も容易に行えることができる。

技術情報

溶解例

1 g/5 mL(水)

参考文献

参考文献を表示する

1) S. Izawa, Y. Sakai-Tomita, K. Kinomura, S. Kitazawa, M. Tsuda and T. Tsuchiya, "Introduction of a Series of Alkyl Thiomaltosides, Useful New Non-Ionic Detergents to Membrane Biochemistry", J. Biochem., 1993, 113, 573.

2) K. Iida, M. Murakoshi, S. Kumano, K. Tsumoto, K. Ikeda, T. Kobayashi, I. Kumagai and H. Wada, "Purification of the Motor Protein Prestin from Chinese Hamster Ovary Cells Stably Expressing Prestin", Journal of Biomechanical Science and Engineering ., 2008, 3, (2), 221.

よくある質問

Q

cmc(臨界ミセル濃度)はタンパク質可溶化にどのように関係するのですか。

A

界面活性剤はcmc以上の濃度でないとミセルを形成しません。

 その濃度以上でないとタンパク質の可溶化も出来ません。
タンパク質を可溶化する場合、最終濃度がcmc以上となるように調製する必要があります。

 一方、タンパク質を可溶化した溶液からこの界面活性剤を除去するときにもcmcは重要となります。
透析を例として説明します。ミセルは界面活性剤の集合体ですが、ミセルを形成することで
一つの大きな分子として振る舞います。
 ミセルを形成している場合、ミセルは透析膜を通過出来ません。
よって、cmcが比較的大きい分子ほど、モノマーの状態の比率が高くなる傾向がありますので、
透析により簡単に除去できます。
 cmc以下に希釈すれば透析はさらに容易になるため、cmcが高いほど低い希釈率で透析ができます。

下記に同仁販売製品一覧およびcmc値を示します。ご参照ください。https://www.dojindo.co.jp/download/det/det1.pdf

取扱条件

規格
性状: 本品は、白色粉末で吸湿性が強い。水、アルコール等に溶ける。
純度(GC): 98.0% 以上
水溶状: 試験適合 0.220 以下(280 nm)
吸光度: 0.070 以下(400 nm)
34.0~36.0o・cm2・dag-1
IRスペクトル: 試験適合
取扱条件
保存条件: 冷蔵
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