14 キレート試薬

4NA(EDTA・4Na)

4NA(EDTA・4Na)

キレート試薬

  • 製品コード
    N003  4NA(EDTA・4Na)
  • CAS番号
    13235-36-4
  • 化学名
    Ethylenediamine-N,N,N',N'-tetraacetic acid, tetrasodium salt, tetrahydrate
  • 分子式・分子量
    C10H12N2Na4O8・4H2O=452.23
容 量 メーカー希望
小売価格
富士フイルム
和光純薬
50 g ¥3,500 343-01883
500 g ¥6,200 349-01885
5 kg ¥35,200 347-01881

性質

4NAはEDTAの4ナトリウム塩で、潮解性の強い粉末である。水によく溶け、強いアルカリ性を呈する。滴定溶液の調製には適さないが、金属イオンのマスキング用あるいはEDTAの各種金属塩の製造用として使用される。EDTAは一般に200℃程度まで加熱しても安定で、金属キレートになると250℃程度まで安定といわれる。

 

よくある質問

Q

EDTAのNa塩には[4H],[2NA],[3NA],[4NA]がありますが、性能に違いはあるのでしょうか?

A

pH調整をせずにそのまま使用しますと、性能(キレート力)に違いがあります。 
使用時のpHを同じにすれば、EDTAとしての性能は同じになります。 

それはpHが測定対象となる金属に影響するためです。 

それぞれは、化合物の中の'Na(ナトリウム)'の数が異なるため、「水への溶解度」「水に溶かした時のpH」がそれぞれ異なります。

Q

4NA(EDTA・4Na)は水にどの程度溶解しますか? 他のEDTA類はどうでしょうか?

A

4NA(EDTA・4Na)の水への溶解度は下記の通りです。
4NA塩 60 g/100 mL (22℃)  61 g/100 mL(80℃)

その他の塩は下記の通りです。

 ・遊離酸(4H) 0.032 g/100 mL(25℃) 0.94 g/100 mL(100℃)
 ・2NA塩 11.1 g/100 mL(21℃) 27 g/100 mL(98℃)
 ・3NA塩 46.5 g/100 mL(22℃) 46.5 g/100 mL(80℃)

*これらの数値は文献からの参考値となります。
武井信典,分析化学,22,137(1973).
Y.Yoshihiro,I,Iguchi,M.Kojima,K.Mizumachi,Bull.Chem.Soc.Jpn.,31,892(1958).

取扱条件

規格
性状: 本品は、白色結晶性粉末で水によく溶ける。
純度(滴定): 98.0% 以上
水溶状: 試験適合
pH(25℃): 10.0~12.0
強熱残分(硫酸塩): 60.0~64.0%
重金属(Pbとして): 0.001% 以下
鉄(Fe): 0.001% 以下
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