05 細胞染色用色素

Si-DMA for Mitochondrial Singlet Oxygen Imaging

Si-DMA for Mitochondrial Singlet Oxygen Imaging

ミトコンドリア一重項酸素検出試薬

  • 製品コード
    MT05  Si-DMA for Mitochondrial Singlet Oxygen Imaging
  • CAS番号
    1621598-01-3
  • 化学名
    N-[10-(9,10-DimethylanthraceN-2-yl)-7-(dimethylamino)-5,5-dimethyldibenzo[b,e]siliN-3(5H)-ylidene]-N-methylmethanaminium, chloride
  • 分子式・分子量
    C35H37ClN2Si=549.22
容 量 本体価格
2 μg ¥20,000

性質

活性酸素種の一つであり非常に強い酸化力を持つ一重項酸素は、皮膚のシミやシワの原因となることが知られており、化粧品分野ではこの一重項酸素を消去する化合物の探索が進められている。一方、医学分野、特に癌の治療においては、光感受性物質とレーザー照射により発生した一重項酸素の酸化力により癌細胞を破壊する光線力学的治療の研究が進められており、細胞内における一重項酸素レベルをモニターできる試薬が望まれている。しかしながら既存の一重項酸素検出試薬は細胞膜を透過しない為、細胞内の一重項酸素を検出することができない。
 真嶋らが開発した一重項酸素検出試薬 Si-DMAは、silicon rhodamine(SiR)骨格を蛍光団とし、一重項酸素反応部位としてアントラセンを有した構造を持つ蛍光プローブであり、このSi-DMAは、容易に細胞膜透過しミトコンドリアに集積後、選択的に一重項酸素と応答して強い蛍光を発する。このことからSi-DMAは、細胞内一重項酸素のリアルタイムイメージングが可能な蛍光色素として今後の研究への応用が期待される。

開発元 Dojindo Molecular Technologies, Inc.

マニュアル

技術情報

Si-DMAの細胞染色原理

Si-DMEPの励起蛍光スペクトル

Si-DMAの反応特異性

各種活性酸素種および活性窒素種への応答性を比較したところ、Si-DMAは一重項酸素に選択的に応答を示し、蛍光強度比が8倍以上増加することが確認された。

<比較条件>
PBS(pH7.4):メタノール=1:1
Si-DMA:終濃度1 μmol/L
ROS:10 mmol/L
RNS:10 mmol/L

5-ALAで処理したHeLa細胞のSi-DMAによる一重項酸素の検出

HeLa細胞への5-amindevulinic acid(5-ALA)処理により、ミトコンドリア内でプロトポルフィリンIXを生成。蛍光顕微鏡の励起光照射により発生した一重項酵素にSi-DMAが応答したことを確認した。

フィルター(励起波長/蛍光波長)
蛍光イメージング: 600±25 nm (Ex), 685±25 nm (Em)
 

ミトコンドリアにおける一重項酸素検出

 


 
Si-DMA MitoBright Green
(ミトコンドリア染色)
Merged

HeLa細胞への刺激(過酸化水素終濃度50 μmol/L及び次亜塩素酸終濃度50 μmol/L 添加)の有無で、
細胞内に生じた一重項酸素をSi-DMAにより確認した。
またミトコンドリア染色色素(MitoBright Green: MT06)との共染色により、ミトコンドリアにおける
一重項酸素を特異的に検出していることも確認した。

フィルター(励起波長/蛍光波長)
Si-DMA: 600±25 nm / 685±25 nm
MitoBright Green: 488 nm/ 501-563 nm

参考文献

参考文献を表示する

1) S. Kim, T. Tachikawa, M. Fujitsuka, T. Majima, “Far-Red Fluorescence Probe for Monitoring Singlet Oxygen during Photodyanamic Therapy”, J. Am. Chem. Soc., 2014136 (33), 11707. 
2) S. Bekeschus, A. Mueller, U. Gaipl, KD. Weltmann, "Physical plasma elicits immunogenic cancer cell death and mitochondrial singlet oxygen"TRPMS., 2017, 99, DOI:10.1109/TRPMS.2017.2766027.

よくある質問

Q

既存法に対する利点を教えてください。

A

「生細胞の蛍光イメージングができること」、「一重項酸素への高い選択性」が利点です。取扱説明書に測定データを記載しています。

Q

DMSO stock solutionは、どのくらい安定ですか?

A

 調製後、遮光下、-20℃保存で約1か月間安定です。使用量に応じて小分けして保存することをお勧めします。

Q

Working solutionは、Hanks' HEPES以外でも調製できますか?

A

 HBSSの使用実績がございます。

Q

Working solutionは、どのくらい安定ですか?

A

保存できません。調整した日のうちに使用してください。

取扱条件

規格
性状: 本品は、青色~青緑色固体である。
純度(HPLC): 90.0% 以上
NMRスペクトル: 試験適合
取扱条件
1.保存方法:冷蔵,遮光

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