07 膜タンパク質可溶化剤

MEGA-8

MEGA-8

膜タンパク質可溶化剤

  • 製品コード
    M014  MEGA-8
  • CAS番号
    85316-98-9
  • 化学名
    n-Octanoyl-N-methyl-D-glucamine
  • 分子式・分子量
    C15H31NO6=321.41
容 量 本体価格 富士フイルム
和光純薬
1 g ¥4,800 348-05071
5 g ¥16,400 344-05073

性質

非イオン性界面活性剤:cmc=55~67mmol/L
 膜を可溶化し、そこに保持されている酵素や抗体などを検出するための、界面活性剤の望ましい性質としては、次の点があげられる。
1)電気的に中性であること、2)cmc値が高いこと、3)紫外部の光学的透過性が良いこと、4)化学構造がはっきりしており、高純度なものが合成できること。
 これらの性質を満足するものとして Hildreth は N-D-グルコ-N-メチルアルカンアミド類が、n-Octyl-β-D-glucosideと同様にすぐれた性能を持つことを明らかにしている。

マニュアル

はじめての抗体標識プロトコル

死細胞数を測りたい(吸光測定)

Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST を用いた細胞毒性試験の例を紹介

お役立ち情報

技術情報

溶解例

0.5 g/50 mL(水)

参考文献

参考文献を表示する


1) J. E. K. Hildreth, "N-D-Gluco-N-methylalkanamide Compounds, a New Class of Non-ionic Detergents for Membrane Biochemistry", Biochem. J., 1982, 207, 363. 
2) M. Okawauchi, M. Hagio, Y. Ikawa, G. Sugihara, Y. Murata and M. Tanaka, "A Light-Scattering Study of Temperature Effect on Micelle Formation of N-Alkanoyl-N-Methylglucamines in Aqueous Solution", Bull. Chem. Soc. Jpn., 1987, 60, 2718. 
3) G. Sugihara, M. Hagio, M. Tanaka and Y. Ikawa, "The CMC of the Mixed System of MEGA-9 with MEGA-10 in Water at 30℃", J. Colloid Interface Sci., 1988, 123, 544. 
4) G. Sugihara, "Pressure Effect on Micelle Formation in Mixed Systems of Sodium Perfluorooctanoate with Hydrocarbon Surfactants-sodium Dedocyl Sulfate, Sodium Decyl Sulfate and Nonanoyl-N-methylgulcamine", Surfactants in Solution, 1989, 7, 397. 
5) V. De Pinto, R. Benz and F. Palmieri, "Interaction of Non-Classical Detergents with the Mitochondrial Porin A New Purification Procedure and Characterization of the Pore-forming Unit", Eur. J. Biochem., 1989, 183, 179. 
6) Y. Wada, Y. Ikawa, H. Igimi, Y. Murata, S. Nagadome and G. Sugihara, "Mixed Micelle and Mixed Adsorbed Film Formations of Anionic Fluorocarbon-Nonionic Hydrocarbon Surfactant Mixtures", J. Jpn. Oil Chem. Soc., 1990, 39, 548. 
7)R. M. DeVay, L. Dominguez-Ramirez, L. L. Lackner, S. Hoppins, H. Stahlberg and J. Nunnari, "Coassembly of Mgm1 isoforms requires cardiolipin and mediates mitochondrial inner membrane fusion", J. Cell Biol., 2009, 186, 793.

よくある質問

Q

cmc(臨界ミセル濃度)はタンパク質可溶化にどのように関係するのですか。

A

界面活性剤はcmc以上の濃度でないとミセルを形成しません。 

 その濃度以上でないとタンパク質の可溶化も出来ません。
タンパク質を可溶化する場合、最終濃度がcmc以上となるように調製する必要があります。 

 一方、タンパク質を可溶化した溶液からこの界面活性剤を除去するときにもcmcは重要となります。
透析を例として説明します。ミセルは界面活性剤の集合体ですが、ミセルを形成することで
一つの大きな分子として振る舞います。
 ミセルを形成している場合、ミセルは透析膜を通過出来ません。
よって、cmcが比較的大きい分子ほど、モノマーの状態の比率が高くなる傾向がありますので、
透析により簡単に除去できます。
 cmc以下に希釈すれば透析はさらに容易になるため、cmcが高いほど低い希釈率で透析ができます。

下記に同仁販売製品一覧およびcmc値を示します。ご参照ください。
https://www.dojindo.co.jp/download/det/det1.pdf

取扱条件

規格
性状: 本品は、白色粉末で吸湿性があり、水に溶ける。
純度(HPLC): 98.0% 以上
水溶状: 試験適合 0.020 以下(280 nm)
融点: 80~90℃
pH(25℃): 5.0~8.0
IRスペクトル: 試験適合
取扱条件

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