Hydroxy-EG6-hexadecanethiol

Self Assembled Monolayer(SAM)研究用試薬
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製品コードH396 Hydroxy-EG6-hexadecanethiol
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化学名16-Mercaptohexadecanol hexaethyleneglycol ether
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分子式・分子量C28H58O7S=538.82
容 量 | 本体価格 |
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10 mg | ¥30,600 |
性質
<Hydroxy-EG type>
オリゴエチレングリコールを有するSAMsはタンパク質などの非特異吸着防止に非常に効果が高いことが報告されており1)、SPRやQCM等のバイオセンサでよく利用されている。
末端官能基として水酸基を有するタイプは、末端カルボキシル基、末端アミノ基などの反応性基と共に、混合SAMとして良く用いられている。Kyoらは、Carboxy-EG6-undecanethiol単独、Carboxy-EG6-undecanethiolとHydroxy-EG3-undecanethiolの1:9混合で作製したSAMsに、活性エステル法で抗体を固定化し、混合SAMsを用いることで、非特異吸着を劇的に低減できることを示している2)。
オリゴエチレングリコールの鎖長は、末端反応性基をEG6、末端水酸基をEG3で用いられることが多いようであるが、それぞれEG6で用いた報告もある。
C16のアルキル鎖を有するHydroxy-EGn-hexadecanethiol(n=3, 6)は報告例は無いが、長いアルキル鎖により、より安定性の高いSAMsが形成できると期待できる。アルキル鎖長が異なると混合SAMの均一性が悪くなる可能性があるため、混合SAMで利用する際は、アルキル鎖の長さを揃えてご利用いただきたい。
技術情報
溶解例
10 mmol/L (Ethyl alcohol, Methyl alcohol, Chloroform)
参考文献
1) C. Pale-Grosdemange, E. S. Simon, K. L. Prime, and G. M. Whitesides, Anal. Chem., 1999, 71, 777.
2) M. Kyo, K. Usui-Aoki, H. Koga, Anal. Chem, 2005, 77, 7115.