20 機能性有機材料

Hydroxy-EG6-undecanethiol

Hydroxy-EG<sub>6</sub>-undecanethiol

Self Assembled Monolayer(SAM)研究用試薬

  • 製品コード
    H355  Hydroxy-EG6-undecanethiol
  • CAS番号
    130727-44-5
  • 化学名
    11-Mercaptoundecanol hexaethyleneglycol ether
  • 分子式・分子量
    C23H48O7S=468.69
容 量 メーカー希望
小売価格
富士フイルム
和光純薬
10 mg ¥25,700 340-08711
100 mg ¥53,400 346-08713

性質

<Hydroxy-EG type>
オリゴエチレングリコールを有するSAMsはタンパク質などの非特異吸着防止に非常に効果が高いことが報告されており1)、SPRやQCM等のバイオセンサでよく利用されている。

末端官能基として水酸基を有するタイプは、末端カルボキシル基、末端アミノ基などの反応性基と共に、混合SAMとして良く用いられている。Kyoらは、Carboxy-EG6-undecanethiol単独、Carboxy-EG6-undecanethiolとHydroxy-EG3-undecanethiolの1:9混合で作製したSAMsに、活性エステル法で抗体を固定化し、混合SAMsを用いることで、非特異吸着を劇的に低減できることを示している2)

オリゴエチレングリコールの鎖長は、末端反応性基をEG6、末端水酸基をEG3で用いられることが多いようであるが、それぞれEG6で用いた報告もある。

C16のアルキル鎖を有するHydroxy-EGn-hexadecanethiol(n=3, 6)は報告例は無いが、長いアルキル鎖により、より安定性の高いSAMsが形成できると期待できる。アルキル鎖長が異なると混合SAMの均一性が悪くなる可能性があるため、混合SAMで利用する際は、アルキル鎖の長さを揃えてご利用いただきたい。

技術情報

注意事項

・本製品を粉末の状態で取り出し使用する場合、性状の性質上、静電気等の要因で容器内に付着し、取り出しにくい場合があります。
・容器内に付着し、取り出せなかった粉末に関しては、使用する溶媒を容器に入れ、溶かし出して使用してください。

溶解例

10 mmol/l 以上(Methyl alcohol, Chloroform, Ethyl alcohol, Dichloromethane, Tetrahydrofuran)

参考文献

参考文献を表示する

1) C. Pale-Grosdemange, E. S. Simon, K. L. Prime and G. M. Whitesides, Anal. Chem., 1999, 71, 777.
2) M. Kyo, K. Usui-Aoki and H. Koga, Anal. Chem, 2005, 77, 7115.

取扱条件

規格
性状: 本品は、無色~淡黄色液体でわずかに臭気がある。
純度(HPLC): 90.0% 以上
NMRスペクトル: 試験適合
取扱条件
保存条件: 冷凍 , 取扱条件: 窒素置換
お問い合わせ
価格

製品分類一覧

分類一覧から探す

お探しの検索ワードを入力してください