Hydroxy-EG3-undecanethiol
Self Assembled Monolayer(SAM)研究用試薬
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製品コードH354 Hydroxy-EG3-undecanethiol
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CAS番号130727-41-2
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化学名11-Mercaptoundecanol triethyleneglycol ether
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分子式・分子量C17H36O4S=336.53
容 量 | メーカー希望 小売価格 |
富士フイルム 和光純薬 |
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10 mg | ¥20,000 | 349-08703 |
100 mg | ¥53,400 | 343-08701 |
性質
<Hydroxy-EG type>
オリゴエチレングリコールを有するSAMsはタンパク質などの非特異吸着防止に非常に効果が高いことが報告されており1)、SPRやQCM等のバイオセンサでよく利用されている。
末端官能基として水酸基を有するタイプは、末端カルボキシル基、末端アミノ基などの反応性基と共に、混合SAMとして良く用いられている。Kyoらは、Carboxy-EG6-undecanethiol単独、Carboxy-EG6-undecanethiolとHydroxy-EG3-undecanethiolの1:9混合で作製したSAMsに、活性エステル法で抗体を固定化し、混合SAMsを用いることで、非特異吸着を劇的に低減できることを示している2)。
オリゴエチレングリコールの鎖長は、末端反応性基をEG6、末端水酸基をEG3で用いられることが多いようであるが、それぞれEG6で用いた報告もある。
C16のアルキル鎖を有するHydroxy-EGn-hexadecanethiol(n=3, 6)は報告例は無いが、長いアルキル鎖により、より安定性の高いSAMsが形成できると期待できる。アルキル鎖長が異なると混合SAMの均一性が悪くなる可能性があるため、混合SAMで利用する際は、アルキル鎖の長さを揃えてご利用いただきたい。
技術情報
注意事項
・本製品を粉末の状態で取り出し使用する場合、性状の性質上、静電気等の要因で容器内に付着し、取り出しにくい場合があります。
・容器内に付着し、取り出せなかった粉末に関しては、使用する溶媒を容器に入れ、溶かし出して使用してください。
溶解例
10 mmol/l 以上(Methyl alcohol, Chloroform, Ethyl alcohol, Dichloromethane, Tetrahydrofuran)
参考文献
1) C. Pale-Grosdemange, E. S. Simon, K. L. Prime and G. M. Whitesides, Anal. Chem., 1999, 71, 777.
2) M. Kyo, K. Usui-Aoki, H. Koga, Anal. Chem, 2005, 77, 7115.
取扱条件
性状: | 本品は、無色~淡黄色液体で、わずかに臭気がある。 |
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純度(HPLC): | 90.0% 以上 |
NMRスペクトル: | 試験適合 |
保存条件: 冷凍 , 取扱条件: 窒素置換 |