14 キレート試薬

4H(EDTA・free acid)

4H(EDTA・free acid)

キレート試薬

  • 製品コード
    H001  4H(EDTA・free acid)
  • CAS番号
    60-00-4
  • 化学名
    Ethylenediamine-N,N,N',N'-tetraacetic acid
  • 分子式・分子量
    C10H16N2O8=292.24
容 量 メーカー希望
小売価格
富士フイルム
和光純薬
50 g ¥4,400 342-01353
500 g ¥8,100 348-01355

性質

ドータイト4HはEDTAの遊離酸で、水にはほとんど溶けない(溶解度0.034 g/100 mL、25℃)。
 滴定溶液の調製には適さないが、金属イオンのマスキング用あるいはEDTAの各種金属塩の製造用として使用される。EDTA は一般に200℃程度まで加熱しても安定で、金属キレートになると250℃程度まで安定といわれる。

よくある質問

Q

EDTAのNa塩には[4H],[2NA],[3NA],[4NA]がありますが、性能に違いはあるのでしょうか?

A

pH調整をせずにそのまま使用しますと、性能(キレート力)に違いがあります。
使用時のpHを同じにすれば、EDTAとしての性能は同じになります。
それはpHが測定対象となる金属に影響するためです。

それぞれは、化合物の中の'Na(ナトリウム)'の数が異なるため、「水への溶解度」「水に溶かした時のpH」がそれぞれ異なります。

Q

4H(EDTA・free acid)は水にどの程度溶解しますか? 他のEDTA類はどうでしょうか?

A

4H(EDTA・free acid)の水への溶解度は下記の通りです。
  25℃ 0.032 g/100mL
100℃ 0.94 g/100mL

その他の塩は下記の通りです。

 ・2NA塩 11.1 g/100 mL(21℃) 27 g/100 mL(98℃)
 ・3NA塩 46.5 g/100 mL(22℃) 46.5 g/100 mL(80℃)
 ・4NA塩 60 g/100 mL (22℃)  61 g/100 mL(80℃)

*これらの数値は文献からの参考値となります。
 武井信典,分析化学,22,137(1973).
 Y.Yoshihiro, I,Iguchi, M.Kojima, K.Mizumachi, Bull.Chem.Soc.Jpn.,31,892(1958).

取扱条件

規格
性状: 本品は、EDTAの遊離酸で白色粉末であり、水にはほとんど溶けない。
純度(滴定): 99.0% 以上
アルカリ溶状: 試験適合
強熱残分(硫酸塩): 0.20% 以下
重金属(Pbとして): 0.0005% 以下
鉄(Fe): 0.0005% 以下
取扱条件
危険・有害
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