13 生化学用緩衝剤

PIPES

PIPES

生化学用緩衝剤: pH 6.1 - 7.5

  • 製品コード
    GB15  PIPES
  • CAS番号
    5625-37-6
  • 化学名
    Piperazine-1,4-bis(2-ethanesulfonic acid)
  • 分子式・分子量
    C8H18N2O6S2=302.37
容 量 メーカー希望
小売価格
富士フイルム
和光純薬
25 g ¥4,400 341-02222
100 g ¥10,000 347-02224
500 g ¥35,800 345-02225

【別名】
ピペラジン-1,4-ビス(2-エタンスルホン酸)、1,4-ピペラジンジエタンスルホン酸、ピペラジン-N,N′-ビス(2-エタンスルホン酸)、ピペラジン-1,4-ビス(2-エタンスルホン酸)

性質

水には遊離酸の状態ではあまり溶けない(1 g/l, 100℃)。ナトリウム塩はよく溶けて、1.4 mol/l(0℃)で飽和する。有機溶媒には溶けない。pKa=6.80、pH 6.1~7.5の緩衝液を作るのに適する。

技術情報

溶解例

15.12 g/50 ml [30 ml(2 mol/l-NaOH) + 水]

よくある質問

Q

Good's Buffersの特長は何ですか?

A

 -Good’s Buffer特長-

1)水に良く溶け、濃厚な緩衝液が作成できる
2)生体膜を透過しにくい
3)酸解離平衡が濃度、温度、イオン組成の影響を受けにくい
4)金属イオンとの錯形成能が小さい
5)化学的に安定で、再結晶による高純度精製が可能
6)可視、紫外部に吸収を持たないために、目的成分の検出が容易

最適pH範囲がそれぞれ異なりますので、目的のpHのものをご使用ください。

Q

PIPESの調製方法を教えてください。

A

<試薬>
①0.1 mol/l PIPES 溶液
 PIPES 30.237 g とNaOH 4 g を純水300~400 mlに完全に溶解した後、
 純水で全容を1000 mlとする。
 *PIPESは水に難溶のためモノナトリウム塩溶液として調製する。

②0.1 mol/l NaOH溶液
 NaOH 4gを純水200~300 mlに溶解した後、
 純水で全容1000 mlとする。


<pH調製>
①液25 ml に②液をそれぞれ加えると下記のpH(20℃)が得られる。


*希望の濃度やpHに調製する際はpHメーターを用いてください。
*緩衝液中にNaを入れたくない場合は、KOHなどをご使用下さい。

*プロトコル集にも「Good's buffer調整法」としてpdfファイルがございます。

 

 

 

Q

試薬が容器内で固まっていますが、品質に影響はありますか?

A

品質に問題はございません。保存期間中に吸湿等の要因で固まる場合がありますので、金属製の薬さじ等を用いて固まりを崩してご使用ください。
なお、容器を振って固まりを崩すと、固まりで容器の内側が削られて、水に溶解した際に不溶物として混入する可能性がありますので、ご注意ください。

取扱条件

規格
性状: 本品は、白色結晶性粉末でアルカリに溶ける。
純度(滴定): 99.0% 以上
アルカリ溶状: 試験適合 0.030 以下(300 nm)
乾燥減量(110℃): 0.50% 以下
強熱残分(硫酸塩): 0.10% 以下
重金属(Pbとして): 0.0005% 以下
鉄(Fe): 0.0005% 以下
IRスペクトル: 試験適合
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