Bis-Tris

生化学用緩衝剤: pH 5.7 - 7.3
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          製品コードGB05 Bis-Tris
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          CAS番号6976-37-0
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          化学名Bis(2-hydroxyethyl)iminotris(hydroxymethyl)methane
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          分子式・分子量C8H19NO5=209.24
 
| 容 量 | メーカー希望 小売価格  | 
          富士フイルム 和光純薬  | 
        
|---|---|---|
| 25 g | ¥6,700 | 343-04742 | 
| 100 g | ¥18,900 | 345-04741 | 
【別名】
2-[ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ]-2-(ヒドロキシメチル)プロパン-1,3-ジオール、2-ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-2-(ヒドロキシメチル)-1,3-プロパンジオール、ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタン
性質
水によく溶ける。Trisの誘導体であるが、pKa=6.46(20℃)とTrisより酸性側に移動し、その緩衝領域もpH5.7~7.3の範囲に適する。
技術情報
溶解例
10.46 g/50 ml(水)
よくある質問
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          Q
Good's Buffersの特長は?
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          A
-Good’s Buffer特長-
1)水に良く溶け、濃厚な緩衝液が作成できる
2)生体膜を透過しにくい
3)酸解離平衡が濃度、温度、イオン組成の影響を受けにくい
4)金属イオンとの錯形成能が小さい
5)化学的に安定で、再結晶による高純度精製が可能
6)可視、紫外部に吸収を持たないために、目的成分の検出が容易最適pH範囲がそれぞれ異なりますので、目的のpHのものをご使用ください。

 
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          Q
Bis-Trisの調製方法を教えてください。
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          A
<試薬>
①0.1mol/l Bis-Tris 溶液
Bis-Tris 5.231 gを純水150~200 mlに完全に溶解した後、
純水で全容250 mlとする。②0.1mol/l HCl溶液
塩酸 2.25 ml(0.9115 g HCl)を純水100 ml程度に溶解した後、
純水で全容250 mlとする。
<pH調製>
①液25 ml に②液をそれぞれ加えると下記のpH(20℃)が得られる。
*希望の濃度やpHに調製する際はpHメーターを用いてください。
*プロトコル集にも「Good's buffer調整法」としてpdfファイルがございます。
 
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          Q
試薬が容器内で固まっていますが、品質に影響はありますか?
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          A
品質に問題はございません。保存期間中に吸湿等の要因で固まる場合がありますので、金属製の薬さじ等を用いて固まりを崩してご使用ください。
なお、容器を振って固まりを崩すと、固まりで容器の内側が削られて、水に溶解した際に不溶物として混入する可能性がありますので、ご注意ください。 
取扱条件
| 性状: | 白色結晶性粉末 | 
|---|---|
| 純度(滴定): | 99.0% 以上 | 
| 水溶状: | 試験適合 0.040 以下(300 nm) | 
| 乾燥減量(80℃): | 0.20% 以下 | 
| 強熱残分(硫酸塩): | 0.10% 以下 | 
| 重金属(Pbとして): | 0.0005% 以下 | 
| 鉄(Fe): | 0.0005% 以下 | 
| IRスペクトル: | 試験適合 | 
              
            



          
        


