13 生化学用緩衝剤

ADA

ADA

生化学用緩衝剤: pH 5.8 - 7.4

  • 製品コード
    GB02  ADA
  • CAS番号
    26239-55-4
  • 化学名
    N-(2-Acetamido)iminodiacetic acid
  • 分子式・分子量
    C6H10N2O5=190.15
容 量 メーカー希望
小売価格
富士フイルム
和光純薬
25 g ¥5,000 346-04732
100 g ¥11,100 348-04731

【別名】
N-(カルバモイルメチル)イミノ二酢酸、N-(2-アセトアミド)イミノ二酢酸、N-(カルバモイルメチル)イミノジ酢酸

性質

遊離酸の状態では水には溶けない。pKa=6.60、pH5.8~7.4の緩衝液を作るのに適する。

技術情報

溶解例


9.51 g/50 ml [30 ml(2 mol/l-NaOH) + 水]

よくある質問

Q

Good's Buffersの特長は?

A

Q: Good's Buffersの特長は何ですか?

1)水に良く溶け、濃厚な緩衝液が作成できる
2)生体膜を透過しにくい
3)酸解離平衡が濃度、温度、イオン組成の影響を受けにくい
4)金属イオンとの錯形成能が小さい
5)化学的に安定で、再結晶による高純度精製が可能
6)可視、紫外部に吸収を持たないために、目的成分の検出が容易

最適pH範囲がそれぞれ異なりますので、目的のpHのものをご使用ください。

Q

ADAの調製方法を教えてください。

A

<試薬>
①0.1 mol/l ADA 溶液
 ADA 19.016 g とNaOH 4 g を純水300~400 mlに完全に溶解した後、 純水で全容を1000 mlとする。
 *ADAは水に難溶のためモノナトリウム塩溶液として調製する。

②0.1 mol/l NaOH溶液
 NaOH 4 gを純水200~300 mlに溶解した後、純水で全容1000 mlとする。

<pH調製>
①液25 ml に②液をそれぞれ加えると下記のpH(20℃)が得られる。

*希望の濃度やpHに調製する際はpHメーターを用いてください。
*緩衝液中にNaを入れたくない場合は、KOHなどをご使用下さい。

*プロトコル集にも「Good's buffer調整法」としてpdfファイルがございます。

Q

試薬が容器内で固まっていますが、品質に影響はありますか?

A

品質に問題はございません。保存期間中に吸湿等の要因で固まる場合がありますので、金属製の薬さじ等を用いて固まりを崩してご使用ください。
なお、容器を振って固まりを崩すと、固まりで容器の内側が削られて、水に溶解した際に不溶物として混入する可能性がありますので、ご注意ください。
 

取扱条件

規格
性状: 本品は、白色結晶性粉末でアルカリに溶ける。
純度(滴定): 99.0% 以上
アルカリ溶状: 試験適合 0.080 以下(300 nm)
乾燥減量(110℃): 0.50% 以下
強熱残分(硫酸塩): 0.10% 以下
重金属(Pbとして): 0.0005% 以下
鉄(Fe): 0.0005% 以下
IRスペクトル: 試験適合
取扱条件
お問い合わせ
価格

製品分類一覧

分類一覧から探す

お探しの検索ワードを入力してください