03 分子生物学関連試薬
05 細胞染色用色素

-Cellstain®- EB

-<em>Cellstain</em><sup>®</sup>- EB

死細胞染色色素

  • 製品コード
    E262  -Cellstain®- EB
  • CAS番号
    1239-45-8
  • 化学名
    3,8-Diamino-5-ethyl-6-phenylphenanthridinium bromide
  • 分子式・分子量
    C21H20BrN3=394.31
容 量 本体価格 富士フイルム
和光純薬
1 mg ¥4,600 346-07451

性質

本製品は変異原性があるため、使いきりタイプとして製品化した。秤量する時の実験室内への粉末の飛散を防ぎ使いやすくなっている。

蛍光特性:λex=520~525 nm, λem=615 nm

【注意】
-Cellstain- EBは、通常、チューブ底面にフィルム状に付着した状態となっております。
稀に、輸送中の振動等により本品がチューブ底面から外れ、チューブ壁面やキャップ裏に付着している場合がございます。
内容物を下に落としてから開封をしてご使用ください。
ご不明な点がございましたら、小社カスタマーリレーション部までお問合せください。

(Free Dial:0120-489-548)

マニュアル

参考文献

参考文献を表示する

1) I. W. Taylor and B. K. Milthorpe, "An Evaluation of DNA Fluochromes, Staining Techniques, and Analysis for Flow Cytometry. I. Unperturebed Cellpopulations", J. Histochem. Cytochem.198028(11), 1224.

よくある質問

Q

核染色剤に使用される色素の特徴、違いは何でしょうか?

A

ここで紹介している色素は核酸との相互作用により蛍光を発するか、蛍光強度が強くなる特徴があります。
蛍光波長以外の違いとしては下記の点がございます。

【EB】
塩基特異性は無く、全DNA,RNAに結合します。
生細胞の膜透過性がなく、死細胞を染色します。

【PI】
EBと同様に塩基特異性はありません。インターカレーションした時の蛍光強度が
EBより高いため、より広く使用される色素です。
生細胞の膜透過性がなく、死細胞を染色します。

【DAPI】
2重鎖の副溝(minor groove)と結合します。アデニン-チミジンクラスターに高い結合性を持っています。
生細胞の膜透過性がなく、死細胞を染色します。

【AO】
2重鎖にインターカレーションしたときと、単鎖のリン酸に結合した時では蛍光波長が異なることを
利用して、2重鎖と単鎖を区別して検出できます。
生細胞の細胞膜を透過します。

【Hoechst33342、33258】
DNAのアデニン-チミジン部に特異的に結合します。
生細胞の細胞膜を透過し、生細胞のDNAを染色できる色素です。

Q

細胞染色色素の励起と蛍光の波長を教えて下さい。

A

*AOはフローサイトメトリーなどでは488 nm励起で観察されることもあります

Q

EBの使用方法を教えてください。

A

下記に例を示します。細胞の種類、観察条件により細胞の固定や試薬濃度を検討してください。
【使用例①】

 HeLa細胞の染色

(1) EB 1 mgを純水1 mLに溶解しストック溶液とする。

  ストック溶液10 μLをPBS(-) 5 mLにて500倍に希釈し、約5 μmol/Lとする。

(2) HeLa細胞をtripsin EDTAなどで回収し、細胞の懸濁液を準備する。

(3) 細胞懸濁液を遠心分離する(1000rpm, 3min)

(4) 上清を除き、PBS(-)を添加する。(この時、細胞数が105~106 cells/wellになるように調製する)

(5) ピペッティングなどで十分分散させる。

(6) 1.5 mLのマイクロチューブに⑤で得た細胞懸濁液30 μL添加する。

(7) ①のEB溶液を15 μL添加する。

(8) マイクロチューブに蓋をして、37℃で15分間インキュベートする。

(9) カバーガラス上に⑧の溶液10 μLをのせ、上からもう一枚カバーガラスを重ね

  染色した細胞懸濁液を挟み込む。

(10) 蛍光顕微鏡G励起で励起し、蛍光を観察する。

【使用例②】

 蛍光顕微鏡を用いたE.coliに対する毒性試験

(1) E.coliの懸濁液(2~3x105 cells/mL程度)を2等分し、1方を試料、他方をコントロールとする。

  試料懸濁液には、評価する薬物を適当な手順で作用させる。

(2) 試料懸濁液とコントロール懸濁液を、共に最終濃度0.02%(v/v)のFormaldehydeで固定する。

(3) EB水溶液(100 μg/mL)を懸濁液30mLに対して2 mLの割合で加え、12分間インキュベートする。

  その後、phosphate buffer(pH9.0)で洗浄する。

(4) 固定化試料を風乾し、immersion oil 1滴をカバーグラスに乗せる。

  さらにimmersion oil 1滴を試料表面に滴下し、カバーガラスを乗せる。

(5) 蛍光顕微鏡G励起条件下にて細胞数を求める。さらにコントロール試料の細胞数との

  比から、薬物毒性効果を求める。

・C.M.Davies, Lett.Appl.Microbiol., 13, 58(1991). より

Q

EBやPIを使用した際の廃棄物があります。処理はどのようにすればよいですか?

A

廃液は排水処理設備がある場合には、排水として流してください。処理設備がない場合、排水は貯めておいて処理業者に依頼してください。
染色したゲルなどは乾燥して、焼却処分してください。


その他は下記を参照下さい。
・UV照射や日光にさらし分解する。
・次亜塩素酸ナトリウムにより酸化分解後、中和処理する。

取扱条件

規格
性状: 本品は、赤褐色粉末又は固体で水に溶ける。
水溶状: 試験適合
NMRスペクトル: 試験適合
取扱条件
1.保存方法:冷蔵,遮光
危険・有害
シンボルマーク
どくろ健康有害性

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