15-Carboxy-1-pentadecanethiol

Self Assembled Monolayer(SAM)研究用試薬
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製品コードC429 15-Carboxy-1-pentadecanethiol
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CAS番号69839-68-5
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化学名15-Carboxy-1-pentadecanethiol
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分子式・分子量C16H32O2S=288.49
容 量 | メーカー希望 小売価格 |
富士フイルム 和光純薬 |
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10 mg | ¥- | 販売を終了いたしました |
性質
<Carboxy type>
末端官能基としてカルボキシル基を有するタイプは、金電極、SPRおよびQCMなどの金基板表面に、アミノ基を有する物質、特にタンパク質を固定化する際に有用である。金基板上にカルボキシル基を有するSAMsを形成後、WSC(EDC)(Code: W001)とNHSで活性化し、タンパク質を結合させる。小社では、カルボキシル基末端SAM基板の活性化に便利なAmine Coupling Kit(Code: A515)を販売しているので、ご活用頂きたい。
Maloneらは抗myoglobin抗体を15-carboxy-1-pentadecanethiolのSAMを介してSPRセンサに固定化することで、市販のカルボキシデキストラン基板よりも3倍感度が高く、非特異吸着は3分の1のSPRセンサを作製できると報告している1)。
アルキル鎖長はSAMsの安定性や、基板の導電性に影響を与える。小社ではC5~C15のアルキル鎖長の誘導体を揃えているので、用途に合わせて選択いただきたい。
技術情報
注意事項
・本製品を粉末の状態で取り出し使用する場合、性状の性質上、静電気等の要因で容器内に付着し、取り出しにくい場合があります。
・容器内に付着し、取り出せなかった粉末に関しては、使用する溶媒を容器に入れ、溶かし出して使用してください。
溶解例
10 mmol/l 以上 (Ethyl alcohol, Methyl alcohol, Chloroform)
参考文献
1) M. R. Malone, J-F. Masson, S. Beaudoin, K. S. Booksh, Proceedings of SPIE-The International Society for Optical Engineering, 2005, 6007.