-Cellstain®- CytoRed solution
生細胞染色用色素
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製品コードC410 -Cellstain®- CytoRed solution
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化学名7-Isobutyloxycarbonyloxy-3H-phenoxazin-3-one, DMSO solution
容 量 | メーカー希望 小売価格 |
富士フイルム 和光純薬 |
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1 ml | ¥17,200 | 342-08531 |
性質
1 mmol/L DMSO溶液
CytoRedは生細胞内に取りこまれたあと、細胞内のエステラーゼによって加水分解され蛍光性のResorufin(λex/λem=535/590 nm)となる。したがって、生細胞を蛍光染色することが出来る。同様の生細胞染色色素としてCalcein-AMが知られているが、CytoRedはより長波長域に比較的広い範囲での蛍光を持つため蛍光顕微鏡下でG励起もしくはB励起での観測が可能である(推奨G励起)。本品は使いやすいDMSO溶液であるので試薬を量り取ったり溶解する手間が不要である。またCell viability assayへの応用例も報告されている1)。
蛍光特性:λex=535 nm, λem=590 nm
参考文献
参考文献
1) M. Ishiyama, H. Furusawa, M. Shiga, F. Ohseto and K. Sasamoto, "A Resorufin Derivative as a Fluorogenic Indicator for Cell Viability", Anal. Sci., 1999, 15, 1025.
よくある質問
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Q
細胞染色色素の励起と蛍光の波長を教えて下さい。
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A
*AOはフローサイトメトリーなどでは488nm励起で観察されることもあります
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Q
CytoRed の使用方法を教えてください。
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A
一例としてご紹介します。
《染色例》
下記にHeLa細胞を用いた例を示す。
(細胞の種類、観察条件、固定の有無によって試薬濃度染色条件の検討が必要ですのでご注意下さい。)
[試薬]
・CytoRed solution
(CytoRed solutionは冷凍で保存する。凍結融解のくり返しは出来るだけ避けた方がよいため、
小分けして保存しておくことが望ましい。)
[染色]
1.チャンバースライドに適当な細胞密度になるように細胞を培養する。
(5x10^4~5x10^5 cells/ml)
2.培地を除き、軽く洗浄する。
(培地、PBS、Hank’s溶液等)
3.CytoRed solution (1 mmol/L)を、培地を用いて最終濃度が10 μmol/Lになるように希釈する。
4.ウェルに希釈したCytoRed溶液を加え、培養条件下で30分~1時間インキュベートする。
5.CytoRed溶液を除き、軽く洗浄する。
(PBS、Hank’s溶液等)
6.蛍光顕微鏡G励起下で観察する。(B励起も可, CytoRed; λem/λex=590/ 535 nm)【参考文献】
M.Ishiyama, et.al., Anal. Sci., 15, 1025-1028(1999).