19 その他の生化学、分析用試薬

Cesibor

Cesibor

分析用試薬: 価陽イオンの重量分析

  • 製品コード
    C007  Cesibor
  • CAS番号
    25776-12-9
  • 化学名
    Tetrakis(4-fluorophenyl)borate, sodium salt, dihydrate
  • 分子式・分子量
    C24H16BF4Na・2H2O=450.21
容 量 本体価格 富士フイルム
和光純薬
1 g ¥20,800 349-03921

性質

水、アセトン、メタノールに溶ける。カリボールの誘導体である。カリボールを構成するフェニル基に種々の置換基を導入すると、K以外の-価陽イオン、Ag,Cs,Rb,Tlなどの選択的沈殿剤を合成することができる。本品はK,NH4中のCsの定量に適する。
 137Cs は核分裂生成物の中で半減期が30.17年と長く、環境放射能レベルのモニタリングに重要な核種である。塩川らはセシボールによる環境中の低レベル137Cs の捕集を試みている。海水の分析ではリンモリブデン酸アンモニウムに137Cs を吸着させて遠心分離する。アルカリで再溶解の後、セシボールで沈殿捕集し、放射能を計測している。0.35±0.03 pCi/L の値を得ている。
 坪内らは二相滴定によって、非イオン界面活性剤を定量する際の滴定剤にセシボールを用いている。K,Rb,Csを含む混合溶液から、これら三者を分離することなく同時熱重量分析している報告もある。

 

技術情報

溶解例

400 mg/10 mL(水)、400 mg/10 mL(アセトン)

参考文献

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1) C. E. Moore, F. P. Cassaretto, H. Posvic and J. J. McLaffery, "Studies in the Tetraarylborates Part II. The Preparation and Reagent Properties of Sodium tetrakis(p-fluorophenyl)borate, a Selective Reagent for Cesium", Anal. Chim. Acta, 196635, 1.
2) C. M. Tsai, G. Izawa, T. Omori and T. Shiokawa, "A New Method for the Determination of in Environmental Materials", Radiochem. Radioanal. Letters, 197520, 167. 
3) M. Tsubouchi, N. Yamasaki and K. Yanagisawa, "Two-Phase Titration of Poly(oxyethylene) Nonionic Surfactants with Tetrakis(4-fluorophenyl)borate", Anal. Chem.198557, 783. 
4) 坂本政臣, 小浦由紀夫, 畑中憲児, 石森富太郎, "テトラフェニルホウ酸塩とテトラ(p-フルオロフェニル)ホウ酸塩によるカリウム、ルビジウム、セシウムの同時熱重量分析定量", 分析化学, 1990, 39, 7.

取扱条件

規格
性状: 本品は、白色粉末で、水、アセトンによく溶ける。
純度(重量分析): 98.0% 以上
水溶状: 試験適合
アセトン溶状: 試験適合
水分: 6.0~10.0%
IRスペクトル: 試験適合
取扱条件
1.保存方法:冷蔵
PRTR法 第1種指定化学物質

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