15 比色試薬/金属指示薬

Sodium bicinchoninate

Sodium bicinchoninate

比色試薬/金属指示薬

  • 製品コード
    B037  Sodium bicinchoninate
  • CAS番号
    979-88-4
  • 化学名
    4,4'-Dicarboxy-2,2'-biquinoline, disodium salt
  • 分子式・分子量
    C20H10N2Na2O4=388.28
容 量 本体価格 富士フイルム
和光純薬
5 g ¥23,400 343-05521

性質

ビシンコニン酸ナトリウムは銅(I)の選択的比色試薬であるが、タンパク質が銅(II)を銅(I)に還元するのを利用して、タンパク質の間接定量試薬として主に使用される。
ビシンコニン酸ナトリウムの融点は 300℃以上である。Cuと錯体を作り、モル吸光係数ε=7.9×103(562 nm)を示し、ネオクプロインのそれに匹敵する。Cu2+は、アルカリ性溶液中で、蛋白質の量に応じてCuに還元される。ビシンコニン酸は還元されたCuと選択的にキレートを形成し発色するので、蛋白質の定量が行える。定量範囲は1~2,000 μg/mlである。Lowry 法と比較して中性界面活性剤、緩衝剤の妨害を受けにくいなどの利点がある。還元糖の定量にも応用されている。

技術情報

応用可能な物質
Cu、糖、蛋白質

標準測定法(1)(蛋白量 100~1,200 μg/mL)
[試薬]
溶液 A:Sodium Bicinchoninate(BCA) 1 g, Na2CO3・H2O 2 g, Na2C4H4O6・2H2O(酒石酸ナトリウム)0.16 g, NaOH 0.4 g, NaHCO3 0.95 gを脱イオン水 95.5 mLに溶解し、NaHCO3を用いてpH11.25に調整する。
溶液 B:CuSO4・5H2O 0.4 gを脱イオン水 9.6 mLに溶解する。
溶液 C:溶液A 50 mL と溶液B 1 mLを混合する。(用時調製)

[操作]
試料あるいは標準の 100 μLと溶液C 2 mLを試験管にとり、混合して37℃で30分間インキュベートし、562 nmの吸光度(試薬ブランク対照)を測定。検量線を作成して、試料中の濃度を決定する。

標準測定法(2)(蛋白量 0.5~10 μg/mL)
[試薬]
溶液 A :Na2CO3・H2O 8 g, NaOH 1.6 g, Na2C4H4O6・2H2O(酒石酸ナトリウム) 1.6 gを脱イオン水 89 mlに溶解し、NaHCO3 を用いて H11.25 に調整する。
溶液 B:Sodium bicinchoninate 4 g を脱イオン水 96 mLに溶解する。
溶液 C:CuSO4・5H2O 0.08 gを脱イオン水 2 mLに溶解し、これに溶液B 50 mLを加え混合する(用時調製)。
溶液 D:溶液A 50 mLと溶液C 50 mLを混合する(用時調製)。

[操作]
試料あるいは標準の1 mLと溶液D 1 mLを試験管に入れ、60℃で60分間インキュベートし、室温にもどした後、562 nm の吸光度(試薬ブランク対照)を測定、検量線を作成して、試料中の濃度を決定する。

 

溶解例

1g/100 mL(水)

参考文献

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1) K. Ueno and K. Kina, "Colloid Titration - A Rapid Method for the Determination of Charged Colloid", J. Chem. Education, 1985, 62, 627.
2) P. K. Smithm, R. I. Krohn, G. T. Hermanson, A. K. Mallia, F. H. Gartner, M. D. Provenzano, E. K. Fujimoto, N. M. Goeke, B. J. Olson and D. C. Klenk, "Measurement of Protein Using Bicinchoninic Acid", Anal. Biochem., 1985, 150, 76.
3) M. G. Redinbaugh and R. B. Turley, "Adaptation of the Bicinchoninic Acid Protein Assay for Use with Microtiter Plates and Sucrose Gradient Fractions", Anal. Biochem., 1986, 153, 267.
4) 中村洋, "生体高分子 -タンパク質・ペプチド-", ぶんせき, 1990, 878.

取扱条件

規格
性状: 本品は、白色~黄色粉末であり水に溶ける。
水溶状: 試験適合
モル吸光係数: 15,500 以上(332 nm 付近)
強熱残分(硫酸塩): 30.0~40.0%
蛋白定量ブランク: 試験適合
NMRスペクトル: 試験適合
取扱条件

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