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【開発中】シスチン細胞内取り込みアッセイキット

Cystine Uptake Assay Kit

 シスチン・グルタミン酸トランスポーター(xCT)は、主に細胞外液のシスチンと細胞内のグルタミン酸を 1 対 1 で交換輸送するアミノ酸トランスポーターです。 xCT を介して取り込まれたシスチンは、抗酸化物質であるグルタチオンの原料として利用され、細胞内の酸化ストレス応答に重要な働きをしています。近年 xCT は、がん、神経変性疾患、免疫との関連で注目されています。特にがん幹細胞において xCT が高発現していることが分かり、 xCT 阻害剤は新たながん治療薬として期待されています。そこで小社ではシスチン類似体(Cystine Analog : CA)を用いた新規の xCT 活性測定法を開発しました。この CA は、シスチンと同様に xCT を経由して細胞内に取り込まれ、 CA と特異的に反応する蛍光プローブを用いることで検出することが可能です。本キットは細胞のシスチン取り込み能力の測定だけでなくマイクロプレートを用いた多検体処理が可能なため、薬剤スクリーニング等にも有用です。

<測定原理>

<エラスチンを用いたシスチン取り込み阻害実験>

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