トップページ > ドージンニュース > Vol.175 > Commercial 12 :【開発中】グルコース細胞内取り込みアッセイキット
commercial

【開発中】グルコース細胞内取り込みアッセイキット

Glucose Uptake Assay Kit – Blue, – Green, – Red

 細胞の重要なエネルギー源であるグルコースの細胞内取り込み能力は、細胞の代謝活性の指標の一つとして利用されています。一般的にグルコースの細胞内取り込みをイメージングする試薬として 2-deoxy-2-[(7-nitro-2,1,3-benzoxadiazol-4-yl)amino]-D-glucose(2-NBDG)が、広く用いられていますが、蛍光が弱く、感度が低いという課題がありました。そこで小社では Green の他、これまでにない Red 及び Blue を含めた 3 種類の新規高感度グルコース細胞内取り込みアッセイ用蛍光プローブ Glucose Uptake Probe を開発しました。グルコースの細胞内取り込みを明瞭にイメージングすることができ、フローサイトメーターを用いた測定も可能です。また Green、Red は蛍光強度が高いためプレートリーダーでの測定も可能です。さらに小社が開発した Washing and Imaging(WI)solution を用いることで細胞からのプローブの漏出を抑制することができ、安定したデータを取得することが可能となりました。

<グルコースの細胞内取り込みの可視化>

 Wortmannin はエンドソームのリサイクリングやリソソームへの移行を阻害し、エンドソームの肥大化を惹起することが知られています。Wortmannin によるこれらの変化を ECGreen と初期エンドソームマーカータンパク質 Rab5-RFP(蛍光蛋白質)との共染色、および ECGreen とリソソーム染色試薬との共染色で確認しました。その結果、Wortmannin 添加時には ECGreen は肥大化したエンドソーム(Rab5-RFP)と共局在(左図:Merge)し、リソソームとは共局在しない(右図:Merge)ことが確認できました。上記の結果から、ECGreen は細胞内小胞輸送系の変化を可視化することができます。

<高濃度グルコースによるグルコース取り込み能力の阻害実験>

 Glucose Uptake Probe − Green とグルコースとの競合阻害実験を行った。高濃度(25 mmol/l)グルコース下では、Glucose Uptake Probe − Green の細胞内取り込みは阻害された。

<インスリンによる脂肪細胞のグルコース取り込み促進>

 インスリンによる脂肪細胞のグルコース取り込み能の促進を Glucose Uptake Probe – Green を用いて蛍光観察した。

 ご興味がございましたら、小社カスタマーサポート(info@dojindo.co.jp Free Dial:0120-489548)までお問い合せください。

ページの上部へ戻る