新型デタージェント トレハロースエーテル型

　トレハロースは、グルコースが1,1-グリコシド結合している二糖類の一種であり、タンパク質の変性防止や食品の乾燥・凍結に対する保護など他の糖には見られない特異な性質を持っていることが知られております。現在開発中の3種のトレハロースデタージェントは、エーテル結合で親油基と結合しているため広いpH領域で水溶液安定性が高く、トレハロースを基本骨格としていることから特異な性質を有することが期待されます。

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　Trehalose C8、Trehalose C10、Trehalose C12は、親水基がトレハロース、親油基が直鎖脂肪酸エステルで構成される、新しいタイプの非イオン性界面活性剤です。
　トレハロースは、グルコース2分子が、α，α-1，1で結合した非還元性の糖であり、天然に存在します。トレハロースを添加することにより、タンパク質や脂質の変性を抑制することから、食品・菓子原料に幅広く利用されています。それはトレハロースが細胞中で水に代わる働きを有し、細胞から水が失われた場合でもそのダメージを抑制するためです。
　このように、他の糖にはない性質をもつトレハロースを基本骨格としたトレハロース型デタージェントは、特異な性質を有することが期待されます。

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