新製品
自己組織化単分子膜作製用試薬 C16-PEG-SAMs
<特長> |
- 非特異的吸着が少なく、安定なSAMを形成できる
- タンパク質をはじめとした様々な物質をSAM上に固定化できる(Amino、Carboxyタイプ)
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アルカンチオールやジスルフィド類が金属基板上で形成する自己組織化単分子膜(Self-Assembled Monolayers : SAMs)は光スイッチング・光電池などの薄膜光学材料、超微細フォトレジストなどのパターン化材料、つや出し・濡れ性などの表面改質といった機能性材料分野から、マイクロアレイ、化学修飾電極、QCMやSPR等を用いたバイオセンサーなどの分野で広く応用されています。
オリゴエチレングリコールを有するSAMs(PEG-SAMs)は非特異吸着を抑えることができることから、SPRやQCM等のバイオセンサーで汎用されています。この度、発売した上記4種のC16-PEG-SAMs(オリゴエチレングリコール含有長鎖アルキルチオール類)は既存のものよりも長いアルキル鎖(C16)を有しており、より安定な非特異吸着の少ないSAMsが作成されると期待されます。
末端にアミノ基を持つC16-PEG-SAMは、グルタルアルデヒドで活性化してタンパク質を固定化したり、二価試薬を用いてマレイミド化し、チオール基を有するDNAやペプチドなどを固定化する際に有用です。
末端にカルボキシル基を有するC16-PEG-SAMは、WSCなどの縮合剤で活性化することによりアミノ基を有するタンパク質などを金基板に固定化することができます。
末端にヒドロキシル基を有するC16-PEG-SAM類は、SAM表面への非特異的吸着を抑制する効果があることから、カルボキシル基やアミノ基を有するC16-PEG-SAMと混合して用いることにより、バックグランドを抑えた高感度検出可能なセンサーが作製できると期待されます。
品名 |
容量 |
希望納入価格(¥) |
メーカーコード |
Amino-EG6-hexadecanethiol,
hydrochloride
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10 mg |
45,000 |
A505 |
Carboxy-EG6-hexadecanethiol |
10 mg |
32,000 |
C463 |
Hydroxy-EG6-hexadecanethiol |
10 mg |
28,000 |
H396 |
Hydroxy-EG3-hexadecanethiol |
10 mg |
28,000 |
H395 |
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