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改良品
グルコース-6- リン酸脱水素酵素活性測定キット
G6PD Assay Kit-WST

 G6PD異常症(G6PD Deficiency)とは、グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G6PD)の活性が著しく低いため、酸化作用を防御する還元型グルタチオン(GSH)の補充が不十分となり、ヘモグロビンの変性によるHeinz小体の形成、細胞膜の透過性異常の結果、主として血管内溶血をきたす疾患です。G6PD異常症患者は、平素は無症状ですが、マラリア薬として使用されているプリマキンを服用すると、溶血性貧血を引き起こします。従って、マラリア流行地域における住民のG6PD異常症診断は、大変重要な課題となっています。
 G6PD異常症の確認には、今日までに多くの方法が発表され、蛍光スポット法、3-(4,5-dimethyl-2-thiazolyl)-2,5-diphenyl-2H-tetrazolium bromide(MTT)とphenazine methosulfate(PMS)を使ったホルマザン法などが知られています。しかし、いずれの方法でも種々の問題を抱えているのが実情であり、これらの問題を解決すべく同仁化学では、2003年にG6PD Assay Kitを発売いたしました。
 今回、より目視での確認を容易とするために改良した、G6PD Assay Kit-WSTを発売しました。このキットは還元発色基質である2-(2-methoxy-4-nitrophenyl)-3-(4-nitrophenyl)-5-(2,4-disulfophenyl)-2H-tetrazolium monosodium salt(WST-8)を用いており、へモグロビンと反応せず、強い橙色を呈するため目視でG6PD活性を簡便に判定することが可能です。

(100 assays)
・Substrate mixture 2 ml × 1 本
・Dye mixture 2 ml × 1 本

(500 assays)
・Substrate mixture 2 ml × 5 本
・Dye mixture 2 ml × 5 本

発行画像 1 ネガティブコントロール G6PD 活性0%
 基質なし;正常血液添加
2 男性異常症 G6PD 活性0%
3 女性異常症 G6PD 活性50%
4 正常血液  G6PD 活性100%








発色画像:25℃ ,30 分発色。塩酸含まず。

*本品は試験研究用である。臨床・診断や他の用途で使用しないこと。

品名 容量 価格(¥) コード
G6PD Assay Kit-WST 100 assays
500 assays
18,000
30,000
G256
G256

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