試作品 少量抗体用蛍光標識キット Tailing System
Tailing System標識キットは、ビオチン-ストレプトアビジン法に基づいた標識方法を採用することで、1 μgの抗体*1を用いた場合でも蛍光標識することができます。
Tailing Reagentは、アミノ基と結合可能なスクシンイミジル基を有するビオチンで、抗体と混合するだけで簡単にビオチン標識抗体を得ることができます。ビオチン標識は1〜20 μgの抗体量に対応しており、付属のFiltration Tubeを用いることで未反応のTailing Reagentを除去し、保存用バッファーでビオチン標識抗体を回収・保存します。Tailing Reagentによりビオチン標識された抗体は、実験に必要な量だけ(≧ 1 μg)をTagging Reagentと混ぜるだけで、直ちに蛍光標識されます。Tagging Reagentで蛍光標識された抗体は、フローサイトメトリーや組織/細胞染色に利用することができ、また、異なる抗体*1を各々の蛍光特性が違うTagging Reagentで標識することで多重染色をすることができます。
*1Tailing Reagentによりビオチン標識された抗体
<特長>
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- 少量の抗体から蛍光標識体を調製することができる(1 μg以上)。
- 測定に応じて種々の蛍光物質を選択することができる。
- 異なる抗体を用いることで多重染色ができる。
- Tailing Reagentによるビオチン標識体は、Filtration Tubeにより高い回収率で得られる。
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<キット内容*2>
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- Tailing Reagent
- Universal Solution
- Filtration Tube
- Tagging Reagent Fluorescesin
- Tagging Reagent R-Phycoerythrin
- Tagging Reagent HiLyte Fluor ™ 647
- RS Buffer
*2仕様は変更となる場合があります。
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<標識操作>
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Step 1
- Tailing Reagentと抗体を混合して、ビオチン標識抗体を調製する。
- Filtration Tubeにより未反応のTailing Reagentを除去し、付属のバッファーでビオチン標識抗体を回収する。
Step 2
- Step 1で調製したビオチン標識抗体を実験に必要な量だけTagging Reagentと混合して、蛍光標識抗体を調製する。
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