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Q&A
残留塩素測定キット-SBT法

 発売開始から数年経ち「使いやすい」「信頼できる」と好評をいただいております。よくいただくご質問を幾つかQ&Aとしてご紹介いたします。

Q1. 遊離残留塩素を測定すると思いますが、結合塩素とは反応しますか?
A1. 結合塩素との反応性は非常に低いです。数分間の反応においては結合塩素ではほとんど発色いたしません。しかし、非常に結合塩素が多い検水において30分ほど「遅れて」発色する現象も見受けられますのでご注意ください。
Q2. 海水中の塩素濃度を測定することはできますか?
A2. 海水中では発色が7〜8割り程度になる傾向がありますので塩素濃度を”測定”することはできません。しかし、存在の有無を確認することは可能です。
Q3. 高濃度の塩素濃度を測定することは出来ますか?
A3. 10ppmくらいまでであれば、2ppm以上といった感の青色発色が見られます。しかし、10ppm以上になると、濃度に応じて『色』自体の変調がおこります。たとえば、30ppmでは、混ぜた後「茶っぽい緑」になり、約1分後には「淡茶褐色」、30分後「淡黄色」と変化します。100ppmでは混ぜた後『茶色』、1分後は『淡黄色』、30分後『無色』となります。このような変化が見られる場合には、かなり高濃度の遊離残留塩素濃度になっているとお考えください。
Q4. DPD法で測定できない検水の場合、SBT法で測定することはできますか?
A4. 検水によりますが、測定できることもございます。亜硝酸性窒素などの原因により測定できない場合にはSBT法でも測定は出来ません。しかし、濁りや金属などが原因の場合にはSBT法で測定できる可能性がございます。そういった検体でお悩みの場合には、一度ご連絡ください。
Q5. キットに試薬は入っていますか?試薬が無くなった場合にはどのように購入すればよいですか?
A5. キットには100回分の試薬が入っています。添付の試薬が無くなった場合には、使用頻度に合わせて試薬のみをご購入ください。
Q6. 試薬はどのくらいの期間使用できますか?
A6. ご使用・保管の環境にもよりますが、6ヶ月以内に使い切る量をお買い求めください。


<特長>
・ 溶かす手間が不要な溶液タイプ
・ 判定しやすい青緑色の発色
・ DPDの約2倍の感度
・ DPDより極めて低い毒性・変異原性
・ 簡単な操作での測定法


 残留塩素測定キット-SBT法は、簡単・安全な測定法でどなたにも安心してご使用いただけるという優れた特色をもっております。

 これまで残留塩素測定試薬として汎用されていたオルトトリジンは、毒性が高いため、2000年4月に上水試験公定法から削除され、現在DPDが公定法として残留塩素測定試薬の主流となっています。ところが、溶液の安定性が悪いDPDは粉末タイプがほとんどで測定の度に開封し溶かす必要があります。特に浴場施設などでは1日に何度も測定が必要なため、この作業の繰り返しで非常に手間がかかっていました。

 残留塩素測定キット-SBT法は、溶液タイプですぐに測定ができるため、貴重な時間の節約のお手伝いができ、さらにDPDより毒性が極めて低く、正確な測定ができます。


<キット内容>
検水調整液(白キャップ点眼瓶) 1本
色素液(青キャップ点眼瓶) 1本
色調比色計 1式 (含 低温・高温用色調板 各1)
試験管 2本
スポイド 1本


品名 容量 本体価格(¥) メーカーコード
残留塩素測定キット-SBT法 1 set 7,000 ZK01-50
残留塩素測定試薬-SBT法 100回用 1,300 ZK01-60
残留塩素測定試薬-SBT法 500回用 5,000 ZK01-60
色素液 100ml 9,000 ZK01-70
検水調整液 200ml 5,000 ZK01-80

※初めてご使用の際は、キットをお求めください。試薬(100回用、500回用)および色素液・検水調整液(組み合わせると2000 回相当)は、測定回数にあわせて補充用としてお求めください。
※その他の付属品に関しては、別途お問合わせください。

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