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SAM関連試薬

 固体表面に種々の分子を配向・集積させる方法の一つである自 己組織化法は、簡便に高密度・高配向な自己組織化単分子膜(Self- Assembled Monolayers : SAMs)を構築することができるため、研究・応用が活発に行われています。特にチオールやジスルフィ ド等の化合物は、金表面と反応してAu-S結合し、SAMsを形成 します。

 SAMsの性質は、そのアルキル鎖長や末端の官能基、主鎖の親 水性などにより変化させることができ、多彩な機能を固体表面に 導入できると期待されています。このことから、電気・電子及び 光機能性材料、固体表面の改質材料などの機能性材料の研究だけ でなく、生体関連分野で電気化学的、及び光化学的特性を用いた 生体関連物質のセンシングデバイス、タンパク質の電子伝達機能 や、構造の解明などの研究が、活発かつ広範囲に行われています。

 センサーなどの構築の際には、電極等の表面を制御することが 必要とされますが、アルキルチオール類を金表面に吸着させた SAMsは、金修飾電極や表面プラズモン共鳴(SPR)、水晶発振 子マイクロバランス(QCM)等に利用されています。いずれも、 基板となる金表面にチオールやジスルフィドを用いてプローブ分 子を固定化し、ターゲット分子との相互作用をそれぞれ電流、共 鳴吸収の角度変化、振動数変化として検出しています。

 小社では、7タイプの各種SAMs試薬を取り揃えております。

 詳細はwebをご参照、または下記までお問い合わせください。
info@dojindo.co.jp
http://www.dojindo.co.jp/kinousei/sams.html

品名 メーカー
コード
注)
11-Amino-1-undecanethiol, hydrochloride A423 *1
8-Amino-1-octanethiol, hydrochloride A424 *1
6-Amino-1-hexanethiol, hydrochloride A425 *1
N-Fmoc-Aminoundecanethiol F287 *2
N-Fmoc-Aminooctanethiol F288 *2
N-Fmoc-Aminohexanethiol F289 *2
10-Carboxy-1-decanethiol C385 *1
7-Carboxy-1-heptanethiol C386 *1
5-Carboxy-1-pentanethiol C387 *1
10-Carboxydecyl disulfide C404 *1
7-Carboxyheptyl disulfide C405 *3
5-Carboxypentyl disulfide C406 *3
4,4'-Dithiodibutyric acid D524 *4
Dithiobis(succinimidyl undecanoate) D537 *2
Dithiobis (succinimidyl octanoate) D538 *2
Dithiobis (succinimidyl hexanoate) D539 *2
11-Ferrocenyl-1-undecanethiol F246 *1
8-Ferrocenyl-1-octanethiol F247 *1
6-Ferrocenyl-1-hexanethiol F269 *1
11-Hydroxy-1-undecanethiol H337 *1
8-Hydroxy-1-octanethiol H338 *1
6-Hydroxy-1-hexanethiol H339 *1
Dithiobis(C2-NTA) D550 *2
注)以下の各容量をご準備しております。
*1 10 mg、100 mg  *2 10 mg、50 mg *3 10 mg *4 500 mg